
津久井観音霊場 第十四番 石老山
顕鏡寺
高野山真言宗
奇岩・怪石の名勝で名高い石老山の中腹に建ち、それが山号となる。
石老山顕鏡寺縁起によれば、仁寿元年(851年)の草創と伝えられており、源海法師(幼名 岩若丸)が、父 道志法師(兵庫頭武庫朗)と母 八条殿姫君のために貞観十八年(876年)に一宇を建立されたのを起源とする。
弘長元年(1261年)に入寂した源栄が中興であると伝えられているが、天明年間に山火事に遭い、全山がまる焼けとなり、建物・宝物など全部焼け、以前のものは皆無となる。
時の住侶第四十六世寛彗和尚の努力により復興する。
この頃は、加持祈祷 特に「小児虫加持」が有名で、地元はもとより甲州・武蔵・相模の三国からの参詣人が絶えなかったと言われている。
昭和五十九年 「弘法大師入定一一五〇年御遠忌」を記念して、念願であった本堂を檀信徒の浄財、寄進により新築。
これより本堂前から眺めが良くなり津久井、城山、峰の薬師方面を眼下に望み、相模原、橋本方面を一望できるようになる。
門前は、「東海自然歩道」が通っており季節には多くの登山客が訪れるところでもある。
右は津久井の銘木で根っこが蛇のようにうねっている。(写真には写っていませんが)
注 おととしの台風で土砂崩れが起きて、現在登山はできません。
岩屋に道志法師が住んでいましたが、この岩屋も中に土砂が入ってしまい今は、天井まで埋まってしまっています。
また、「花子とアン」で有名な柳原白蓮のお墓もありますが、個人のお墓なので墓参以外はご遠慮しておいた方がよいとおもいます。
天皇陛下が、皇太子時代に登られた山ですが、残念ながらいつ登れるようになるかわかりません。
浄財をしてこようと思いましたが、山門も工事中でお賽銭箱にもシートがかけられていましたのでできませんでした。
また、この撮影も工事の休憩時間に撮影してものなので、枚数が限られています。
Posted at 2021/05/21 09:54:26 | |
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観世音菩薩霊場巡礼 | 日記