
AIが木造文化財を火災から守る、炎や煙を解析し消火・不審者も通報…清水建設の「慈雨」
8/12(金) 5:02配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
清水建設は、人工知能(AI)を使って木造文化財を火災から守るシステムを開発した。カメラの映像をAIが解析し、いち早く出火を見つける。
まずは、東京都内へ移設中の旧渋沢栄一邸に設置し、来年度から伝統建築物を中心にサービスの提供を始める。
システム「慈雨」は、監視カメラとAI、消火装置が連携して消火する仕組みだ。
カメラがとらえた炎や煙を解析し、自動で散水する。カメラは、離れた場所にある小さな炎も検知できる。
不審者を見つけた場合は警備会社などに通報し、放火も未然に防ぐ。
一般的なシステムは、炎が大きくならないと、センサーが働かず、消火が手遅れになる恐れがあった。
消火時は、敷地内にあるすべての設備を稼働させる。このため、大量の水を使って鎮火前に水が不足したり、水圧で建物が損壊したりするリスクもあった。
国内外では、パリ・ノートルダム大聖堂や正殿を焼失した那覇市の首里城など、木材を使った重要建築物の火災が相次いでいる。
清水建設の担当者は「最先端の技術を使って、日本の文化財保護に役立ちたい」と話している。
2022年1月3日に
高蔵寺が火災にあいましたし、由緒あるお寺の火災があったり、残念なことが多いですが、首里城の火災も衝撃を受けました。
初期消火が進んで、文化財の焼失が起きないように進むといいですね。
Posted at 2022/08/12 21:52:04 | |
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