
国宝・瑞巌寺:江戸時代の参道発見 「歴史的変遷」示す
毎日新聞
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19 時間前
宮城県松島町教委は23日、伊達政宗が創建した国宝「瑞巌寺」の参道を発掘調査した結果、江戸時代の参道の一部とみられる石組みが見つかったと発表した。同日に開催された現地説明会で、同町教委が明らかにした。このほか、基盤の盛り土から板碑(供養碑)などの鎌倉時代の遺物も見つかり、同町教委は「瑞巌寺周辺の歴史的変遷もうかがえる貴重な資料」としている。
江戸時代の石組みなどが見つかった瑞巌寺参道の発掘調査現場=宮城県松島町で2016年7月23日、渡辺豊撮影
© 毎日新聞 江戸時代の石組みなどが見つかった瑞巌寺参道の発掘調査現場=宮城県松島町で2016年7月23日、渡辺豊撮影
東日本大震災の津波で被害を受けた参道周辺の再生工事に合わせ、同町教委は発掘調査を開始。幅5メートル、長さ180メートルの参道部分を調べた。同町教委によると、明治〜昭和期のアスファルトや砂利を取り除いたところ、2列に並んだ石組みや方形の石がばらばらに敷かれた石組みが見つかったという。
また、石組みの下を整地した盛り土層の中から、板碑や高級な中国製青磁と国産陶磁器の破片、銅銭、獣骨など鎌倉時代以降のものとみられる遺物が出土した。現在の瑞巌寺本堂がある場所には、鎌倉時代中期に建立された禅宗の大寺院「円福寺」があったことが確認されており、同町教委は参道周辺でも同寺関連の宗教遺構があったのではないかとみている。
瑞巌寺本堂は今春、7年ぶりに公開された。2018年には全体の「落慶法要」が予定されている。【渡辺豊】
瑞巌寺は、庭園がなく松島の海を庭園に見立てた寺ですが、
海に向かって参道があったのでしょうかね?
Posted at 2016/07/25 08:07:54 | |
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