
母御が珍しく「長谷寺に行きたい」と申すので、鎌倉界隈に出かけてきました。
以前から母御に見せたかった浄土庭園のある称名寺に詣でて参りました。
毛越寺に詣でた時には、堂が無くて浄土庭園ってものがピンとこなかったようで、
是非にと思い、時期を見計らっておりました。
隣接する金沢文庫では、修復が終わった「十二神将」を拝見してきました。
また、最近温かかったので龍華寺のぼたんまつりも早まったようだったので、詣でて参りました。
龍華寺は、花の寺と呼ばれている御室派の寺で、初めての参拝でした。
称名寺や龍華寺のある横浜市金沢区は、その昔「六浦荘」と呼ばれており風光明媚で歴史のある土地でしたが、横浜市のせいで乱開発されてしまった土地です。
金沢八景の名に見えるように、本当に景色の良い土地でした。
午後は、今年から集め始めた「諸国一宮御朱印帳」の御朱印を頂くために鶴岡八幡宮へ参詣。
するとなぜだか、日曜の昼間なのに駐車場がすいていました。
「意外だね」と話しながら歩いて行くと、なんと偶然にも流鏑馬神事に遭遇いたしました。
あとで知ったのですが、どうやら熊本地震の災害供養のようでした。
朝の雨もあり、神事で八幡宮への参拝も規制されていたので人出が少なかったようです。
八幡宮に参拝したい人が、社域の周りを廻っても入れないので警備員にくってかかったり、
公道で見ていた人に神職が注意するも、
最初は「鳥居の正面に座り込むのはご遠慮ください」とか「馬が飛び出てしまう可能性があるので離れてください」とか言っていたのが、
だんだんと本音が出てきて最後には「ほかの皆さんは、お金払って見ているのだから、皆さんも正面から入って下さい(お金払ってください)」とか宣ってしまい、
聴衆の怒りは頂点に達し、「神職の普段の鎌倉界隈での酒の飲み方がひどい」とか
「最初から公道に立ち止まり禁止の札を出しておけ」とか、「(注意ばかりしていないで)人の話は、最後まで聞きなさい」とか、聴衆のあさましいこと、あさましいこと。
まぁ、時間のゆっくり流れている公務員や神職なんかの感覚と民間企業の人の感覚とでは、さもありなんと思いつつも、
私も一言質問をば、「神道を信じていない人は、いいのですか?」と。
さっきから、日本語の解らない白人には注意せず・・・
警備員さんは、「馬がいるから犬と一緒の人は離れてください」とか、
公務員さんは、英語で白人に座ってはダメだとか言っており、聴衆も納得いく説明だったのだが、
神職は、偉そうな口ぶりと同僚の日頃の行いの悪さが相まって、非難の的に的中。
流鏑馬神事の前に、神職さんの心の的が割れて、退散していきました。
その後神事が途中まで来たので、後列の人も見られるように聴衆は前後に入れ替わり、そのタイミングで私達は八幡宮を離れ、母御待望の長谷寺へ。
毎年、母の日前後に母御が行きたいところへ乗せて行くのだが、「今年は長谷寺だね」と言い、常時母のペースで参詣。
お土産買いに寄ったおまんじゅう屋さんは、由緒ある店だったようで
経木を使っていました。感激
参詣が終わったのが、ちょうど流鏑馬神事の終わった頃だったので、鶴岡八幡宮に戻って御朱印を頂いてきました。
予期せぬ流鏑馬神事に遭遇したのですが、私達にとっては運が良いことでして、しかもなんの変哲もない鶴岡八幡宮の御朱印が、流鏑馬神事の日にちが書かれているという吉日になりました。
Posted at 2018/04/16 11:25:35 | |
トラックバック(0) |
川瀞法師 | 日記