先日のブログにも少し書きましたが、令和2年3月24日(火)に姫路自動車検査登録事務所(陸運支局)にて、MT07のユーザー車検を受検して参りました。
私は3月24日の第4ラウンドに予約を入れました。予約はweb上で変更可能ですが、同一車台番号で重複予約はできないようです。
<車検当日>
ユーザー車検では光軸検査で引っかかることが多いと聞いていましたので、少々迷いましたが、不適合となり当日中に再検査が受けられなくなってしまうリスクを回避するためにも、予備検査場で光軸チェックをしていただくことにしました。車検場を通り過ぎて、近くの予備検査場に向かいます。

光軸検査は
上山テスターさんにお願いすることにしました。訪問時には四輪車が4台、二輪車は私のMT07のみでした。検査レーンが2本あり、スタッフが手際よく作業されていましたので、待ち時間はほどんどありませんでした。
バイクは白線上に前後輪をずらさないように停めて光軸測定をします。検査場のように、車輪を左右から挟み込んで固定する装置はありませんでした。
光軸検査の後にスタッフさんがドライバーやレンチを使って、光軸の微調整をしておりましたので、光軸調整料を請求されるのではないかと思いましたが、料金は500円のみでした。安い!!
こちらは消費税増税後も料金据え置きのようです。良心的ですね☺
<姫路自動車検査登録事務所について>

姫路自動車検査登録事務所に到着。

事務棟は南北に長い建物です。手前が自動車会館(自賠責保険、印紙、証紙など)、奥側が庁舎(検査書類の配布、車検申請受付、車検証の交付など)です。

姫路自動車検査登録事務所全体図。写真上側が北方向です。
青線囲いが自動車会館、
赤線が庁舎、
緑線が二輪車の検査レーンです。
オートバイ専用駐輪場。私のMT07を含め5台停まっていました。
<検査書類について>
上記書類のうち、1.自動車検査票、3.継続検査申請書、4.重量税納付書は庁舎内で配布しておりますので、事前に記入しておくことをお勧めします。記入例は下記の通りです。
1.自動車検査票
自動車技術総合機構のサイトで事前予約した予約番号の記入が必要です。また、自動車検査登録印紙(400円)、自動車審査証紙(1,300円)を貼付します。
3.継続検査申請書

記入箇所により鉛筆で記入する欄と、ボールペンで記入する欄に分かれています。また押印欄がありますので、当日は印鑑を忘れないようにしましょう。
4.重量税納付書
ボールペンで記入します。また重量税の印紙を貼付します。
<継続検査の工程について>
庁舎事務所内で配布している継続検査の案内です。まずは、自動車会館で自賠責保険の加入(更新)と重量税、検査手数料の印紙・証紙を購入します。
車検に必要な書類のうち、自動車検査票、継続検査申請書、重量税納付書については庁舎内で配布(無料)しています。これらの書類に定期点検整備記録簿を加えた書類一式を自動車会館で購入(50円ぐらい?)できますが、点検記録簿はネット上でDLしたものを少し加工すれば使用できますので、特に購入不要かと思います。
<自賠責保険加入>
まずは15番窓口で自賠責保険に加入します。必要な書類は車検証と旧自賠責保険証書です。保険料は今年の4月から少し値下げされて、24ヶ月で9,680円でした。手続きに5分くらいかかりますが、待ち時間中に次の窓口(検査手数料・重量税)に進むことはできません。手数料の支払い時にも車検証と自賠責保険証書を提示する必要があるためです。
保険の手続きが完了すると、自賠責保険証書(新)、旧保険証書、車検証、領収書を交付してもらえます。
<検査手数料・重量税の支払い>
続いて16番or17番窓口で検査手数料と重量税の支払いを行います。窓口は分かれていますが、一括手続きが可能でした。必要書類は車検証、自動車重量税納付書、自動車検査票、自賠責保険証書(新・旧)です。
重量税は3,800円、自動車検査登録印紙は400円、自動車審査証紙は1,300円で合計5,500円を窓口で支払います。
<庁舎にて必要書類一式の提出>
上記申請書類(7種類)をまとめて、庁舎内の7番窓口(検査相談窓口)に提出します。7番窓口の横に、「ユーザー車検受付」という掲示がありました。係りの職員に書類に不備がないか確認いただき、口頭で本人による受検かどうかを確認されます。時間的には1分程度でした。
1.自動車検査票
受付が完了すると、本人スタンプが押され、印紙と証紙に消印スタンプが押されます。
2.自動車検査証(車検証)
車検受検前の車検証です。
3.継続検査申請書
こちらも受付後に、本人スタンプが押印されます。
4.重量税納付書
重量税の印紙貼付済みのものです。
5.納税証明書
軽自動車税納税証明書です。昨年の6月に大阪のショップで中古でMT07を購入しておりますので、今年度は現住所の自治体には納税しておりません。
そのような場合は、現住所の自治体から「軽自動車税納税証明書」(非課税証明書のようなもの)を発行していただけます。
前オーナーから納税証明書や自動車税の領収書を取り寄せたりする必要はありません。
6.自賠責保険証書(新・旧両方)
旧証書(11,520円)
新証書(9,680円) 2年前と比べると1,840円安くなっております。
7.定期点検整備記録簿
私はネットでダウンロードしたPDFファイルに、必要事項を追記して作成しました。
<検査場へ移動>
検査場全体図(出口側から)
二輪車検査レーン(出口側から)
検査レーンへのコース。黄色のゲートを右に回ると検査場(入り口側)に通じています。
検査は14:30からですが、14:15頃に、検査レーンに到着。既に先に並んでいるバイクが4台ありました。 私の後にも順次検査車両が後に並び、14:30の検査開始の時点で合計11台のバイクが並んでおりました。
14:28頃 1台目の車検開始。
14:35頃 MT07検査開始。検査官にユーザー車検は初めての旨告げておきました。
外観検査→灯火類のチェック→口頭でノーマル車両かどうかの確認。もちろん『ノーマルです』と回答
リアボックスの取り付けベースが全長を少しはみ出していたのですが、リアボックスに関してはノーチェックでした。
14:36頃 排ガス検査。検査機器は検査官がマフラーに突っ込んでくれました。人によっては自分で検査機器を挿入していた人もいたので、どちらが正解かよくわかりません。
ここまではスムーズに進みました。
次のスピードメーター、ブレーキ、光軸検査は多少時間がかかる工程のため、前車両の検査が終わるまで約5分ほど待機。
14:41頃 スピードメーター、ブレーキ、光軸検査。
スピードメーターは後輪検出であることを事前に調べておりましたが、検査官が車両をチェックの上、ダイナモ(?)に後輪を載せるよう指示がありました。
スピードメーター検査はダイナモでリアタイヤを回転させ、40km/hに達した段階でフットスイッチをリリースして検査。こちらは問題なくクリア。
ブレーキチェックではついついリアブレーキをいつものように弱くかけてしまい、なんと「不合格」の文字が電光掲示板に掲示されてしまいました(汗)。すぐに検査官から『もう一度検査しま~す』と言っていただき、再検査。今度は思いっきりリアブレーキを踏みこみ、無事合格となりました。
光軸検査は予備検査場で調整していたので、問題なく合格。
自動車検査票を自分で機械に通して、スタンプ押印。
14:46頃 総合判定室に書類一式を提出。
適合欄にスタンプをいただきました♪
14:53頃
再び庁舎に戻り、書類一式を6番窓口に提出。ここでも自賠責保険証書(新・旧)が必要となります。書類一式を専用のクリアファイルに入れて提出します。

提出専用のクリアファイルには上記のような番号札がクリップ留めされてますので、番号札を持って、呼ばれるのを待ちます。待ち時間は15分くらいかかったと思います。
15:10頃 新しい車検証と車検標章を交付いただきました。
MT07のシート下収納スペースはかなり狭いですが、私は車検証を4つ折りにして自賠責保険証書と任意保険の緊急連絡先が書かれた用紙と一緒に収納しております。
<費用・感想など>
受検前には少々不安もありましたがユーザー車検は思ったより簡単でした。
事前に車両整備と書類準備をしていれば、1時間もあれば問題なくユーザー車検は終わります。平日に車検場に車両を持ち込むことができるのであれば、ユーザー車検をお勧めします。今は働き方改革の推進で、以前に比べ有給が取りやすくなっているのではないでしょうか。
また姫路自動車検査登録事務所は検査レーンを見学することができますので、事前に検査の様子を見ておけば、当日の流れを検査前にイメージすることができると思います。
もし、車検費用がネックで400㏄もしくは大型バイクの所有を諦めている方がいるのであれば、是非ともユーザー車検をお勧めしたいと思います。
最後に今回の車検で負担した費用明細を記録しておきます。
①光軸予備検査 :500円 ②検査印紙・証紙:1,700円
③自動車重量税 :3,800円
④自賠責保険料 :9,680円
合 計 :15,680円
今後も車両はしっかり整備して安全運転でバイクライフを楽しみたいと思います。