
さて、先日測定したアライメント。
軽く調整されていましたがやはりハンドルセンターずれと左流れが残ったままでした。
一度ちゃんとしたテスターで数字を見たい…というのが前の話まででした。
というわけでここからはD.I.Yでアライメント調整をします。
今回使ったのは…
・A-ONEゲージ(イケヤフォーミュラ)
・キャンバーボルト&ナット(SPC)
です。
実は昨日某所でアライメントの専門家にリアのアライメントの測定値を判断してもらったのですが…
「トータルトーで+0°03'ですか、プロでも許容範囲ですよ。」
とのこと。
この発言に対してどう思うかは読んでいるあなたの裁量に任せたい。
リアのアライメント自体はかなり精度のいい組み付けが出来たみたいなのでOK。
但し、ハンドリングの問題は左右で大きく離れたキャンバーだろうとのこと。
そこでSPCのキャンバーボルトを購入。

フロントのナックルボルトの上側を入れ替えることでキャンバーが調整できるという代物。
モンローのマジックキャンバーも似たようなものですかね。

まず、最初に一通りの測定をします。
メジャーで前後左右の車高測定。
ついでA-ONEゲージでキャンバーとトーの測定をします。
車高(ホイールリム下端~フェンダーアーチ上端)
右前=545mm
左前=547mm
右後=535mm
左後=533mm
ついでにこの車高状態でのハブセンター~フェンダーアーチ上端の距離も測っておきます。
この数字は後で物凄く重要になります。
フロントのトーは…
左右とも左に向けて0°20’ズレとる(ww
ハンドルセンターに持って行って
左右均等一方向ににズレているので左流れの原因はこれっぽい。
一通り測定を終えた後にキャンバーボルトの入れ替えをします。
推奨はナックルボルト上側=SPCキャンバーボルト、下側=セットボルトだそうです。
そのとおりにやってみます。
このSPCのキャンバーボルトはプラマイ1°75’だけ調整できるようになっています。
ピロアッパー使わないのにこれだけ調整できればGOODですよ。
キャンバーをしっかりと取りたいので
ジャッキアップしてウマかけたうえでアーム下に木端を介してジャッキでナックルを持ち上げます。
そうすると1G状態に近い状況が出来ます。
足回りを交換した後にアーム周りの微調整をしていますので
意外にもちゃんと1G荷重相当の車高が出ています。
ポン付けだとこの段階がとても難しい。
アームの微調整方法については敢えて伏せます。これで食べているプロもいるぐらいですので。
ブレーキローターに直にA-ONEゲージを付けます。
ここで左右合わせてみます。

↑作業風景
まぁ、このキャンバーボルトのカム山の位置を適度に合わせるのに時間を使います。
ちなみに片側ずつ荷重をかけてやると十中八九左右でキャンバーずれ起こしますので要注意。
ナンダカンダ時間かかって左右のキャンバーを-1°00'ねらいでセット。
その状態でキャンバーボルトを固定します。

その後復旧してトーの測定を行います。
そしたら奇跡が…。
キャンバーが少し立ったせいもありますが、
ハンドルセンターの状態でほぼトーがフラット(ゼロ)に♪
その後試運転しましたがハンドルセンターのずれはゼロにはならなかったものの
前よりはかなり改善。
これで遠出してももうちょっと燃費良くなるかもね…。
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弄り | 日記
Posted at
2013/05/01 18:31:29