さて、ロードバイクの分解とフレームの洗浄とコーティングまでを前回終えてます
。
その続きですな。
今回のコンポ換装はShimano Sora(3400系)から105(5800系)です。
大きな違いは…
①リアの変速段数が9速から11速になる
②BBがJISのカートリッジBBからホローテックⅡ規格になる
③全体的な耐久性UPと軽量化
④止まる・走るのパフォーマンスアップ
…ということですね。
部品調達はネット通販と友人の伝手をフル活用しました。

↑調達品リスト
今回は9速→11速への変更ですのでリアホイールまで変えなければなりません。
(エンド幅は決まっているのでハブとフリーボディの使える長さも決まっている)
9速ホイールには11枚のスプロケットは入りません。
フリーボディというスプロケットを付けるスペースに11枚分の長さがなければならない。
ということでホイールを物色した結果…
ちょっと贅沢(?)してShimano Ultegra (WH-6800)にしました。
当初はCampagnolo Scrocco35(リムが35mmディープ)で考えてましたが、
スペアチューブの兼ね合いや、スピードを乗せられない貧脚には無用の長物どころか
単なる負担ということが判明したのでWH-6800にしました。
見た目は地味だけど、アルミクリンチャー(チューブラと兼用だけどね)の5万円以下で
買えるホイールの中では軽量の1645gというありがたや…な仕様。
リアホイールはほとんど使ってないというのが友人宅で在庫されてたのでそれを譲
ってもらいフロントホイールのみ新品。
そこそこ汚れてたホイールを洗剤といらない歯ブラシでゴシゴシ洗って汚れ落とし
たら割と新品と変わらんぐらいのレベルまで仕上がる。
さて、前置き長くなりましたが…
作業に入ります。
分解作業と逆の手順…とは行きませんが以下の手順でやりました。
①BB取付
②クランク取付
③前後ディレイラー取付
④前後ブレーキキャリパー取付
⑤STI取付
⑥ワイヤリング
⑦前後タイヤホイール取付
⑧チェーン取付
⑨ハンドルバーのワイヤリング位置決め
バーテープはいちばん最後の作業なので調整完了後に巻くのでここでは割愛。
まず、BBから。
今回はSM-BBR60に交換します。
これまで付いてたRPM BB-7420のカートリッジBBと比較するとえらく軽いw
左右のクランクをつなぐロッドがカートリッジBBに内蔵されてるので重さが半端ないw
その点、BBR60は左右のベアリングをつなぐ管が樹脂性なのでそれだけでも非常に
軽い。
固着防止のデュラグリスを塗ったくってBB取付。
ホローテックⅡ専用のレンチでは大きいのでBBR60付属のスペーサーを工具にかませて締付け。
ほどほど締めれば大丈夫やね。
そして、クランク。
5800系105のクランクは中空のロッドが溶接されているし、何せアルミ製なので今までの
クランクと比較してもかなり軽い!
(FSA Veroは鉄、105はアルミ。105のアルミクランクにはケイデンス計測用のマグネットが
くっつかない)
結構叩きこむ…なんて話ありましたが、ちょっとグリグリやったら簡単にはまりましたw
左側のクランクをさしこんでキャップボルト2本締めて、抜け止めのプラスティックを入れて完了。
ディレイラーは付くようにしか付きませんが、フロントはクランクの向きに平行に
合わせて、チェーンリングのとの隙間を3mm程度とって固定。固定前に向きとクリアランスを
何度も確認しました。
前後のブレーキ取付。
フレームに固定するボルトの長さで前後を判別。
長い方が前、短い方が後。
かなり剛性高そうなキャリパーだことw
…でも、このとき、罠が仕掛けられてたことは後にわかるw
その後、STIを取り付ければ各種ワイヤリングが可能になるので軽くワイヤを引く。
ST-5800はブレーキ・シフトワイヤがセットになっているのでこれを使えばOK。
太い方がブレーキ、細い方がシフト用。
また、ワイヤの長さにそれぞれ違いがあるので前後の判別は比較的簡単。
基本は短い方が前、長い方が後ということになります。
ブレーキのアウターワイヤーは切った時の切断面がつぶれても復旧が楽ですが
シフトぐらい細いと広げるのが大変w
ということで前後のワイヤリングをします。
ここまで終わるとホイール取り付けてメンテナンス台からバイクを下ろして作業が
できます。
その後はチェーンを取付。
この辺はShimano社のマニュアル参照。
あとはバーテープを巻くこと考えてバーテープ内側に入るワイヤの位置を決めて絶
縁テープで固定。
というわけで取付はここまで。
次回は調整です。
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Posted at
2016/08/01 22:13:56