先に言っておきますが、ドレスアップは全く気にしない質実剛健仕様を狙っています。
街乗りがメインですが、よほど困らないor既に在庫がある以外は特に装備を用意しません。

…そういう意味ではとてもつまらない仕様ですね(w
さて、僕のヴィッツRSを日本海側にある某ジムカーナコースで走らせてきました。
広場にパイロンではなくちゃんとしたミニサーキットぽいコース。
毎回、クルマを自分なりに評価するときはこのコースを使っています。
これまで…
GC8 インプレッサ STI ver5
CJ4A ミラージュRS
DC2 インテグラR
AE111スプリンターGT
ZC32S スイフトスポーツ
もここで一回は走らせています。それぞれの面白さや課題は色々ありました。
今回のジムカーナ練習会は練習するというよりもジムカーナフィールドでの使い勝手や動き
そして先日装着したストリート用のサスキットの具合を見るのが目的。
結論から言いますとS.drive+純正形状のサスキットで十分に走れます。
それも、リアのバネレートが軟らかめなのでタイトなヘアピンではブレーキングで荷重を
前に乗せてステアリングで旋回のきっかけを作れば荷重がリアの両輪に移るのでその時の
遠心力を使えば滑らかに後ろが滑り出します。スピンするほどのスピードではないので意外にも
扱いやすいですね。
この動きはスイフトの時も同じように出てることから、リアがトーションビーム車でブッシュ配置が
前後方向で垂直ではなく少し斜め向いてるクルマならこの動きが誘発できそうですね。
難しいこと言いましたが、足は物凄くいい出来ですよ。
そして、ここにきて問題…というか課題になったのはABS。
この辺はスイフトスポーツのソレとは大違いでかなり酷い。
一寸波打った路面でフルブレーキングを入れるとあっさりとロック→ABS介入となります。
純正パッドで初期制動が強めなのでかなり手前からロングで柔らかめにブレーキングを入れるのが
限度でした。でも、ABSが介入してしまうと折角移動した荷重が跳ね返される感じがあります。
ABS介入による姿勢の強制回復はかなりいただけない(w
ABSヒューズを外そうと思ったけど…
ヒューズ自体は単品ではないのですよ。
3つのヒューズがつながった形で標準型ではないのでスペアヒューズが必要。
また、ABS自体が車速の検知につながったりしているので下手にヒューズをカットした日には
とんでもない事態になりかねません。この辺は整備書と相談ですけどね。
選択肢は二つ。
1.ABSを強制的にキャンセルする
2.ABSと共生する方法を考える
です。
これはヴィッツカップなどでも色々と苦慮されてるみたいですけど、ストリート用として出来る
アプローチを考えなきゃいけません。
1.はヒューズの加工。ABSヒューズはNo.1(50A)とNo.2(30A)の二つがあります。
この辺のロジックをきっちりさせておかないとかなり危険だな。
あとはABSユニットを作動させなくする方法を考えるかぐらいですね。
2.はブレーキパッドの交換です。
初期タッチのダルい、ペダルストロークで効かせるパッドが必要になります。
一度マーチカップ車両のABS対策パッド装着車に乗ったことありますが、レースならともかく
ストリートだと結構怖いかも…。まぁ、カーボンメタル系のパッドなので一度温めれば結構イケますが(w
このへんはじっくり悩みます。
それと。
スペアタイヤまでおろすと結構いい感じの前後車高バランスになりました♪
【2013.4.30 12:30追記】
整備書を見ましたがABSに対してBATが2系統で供給されてます。
(先に言ったNo.1とNo.2)
回路的にはイグニッションをスイッチ(というかフラグ?)にすることでABSの作動が考えられますが
ここをカットするとABSコンピュータ(スキッドコントロールコンピュータ)の作動がわかりません。
考え方としては
4輪のABSセンサーの速度差を見ることでスキッドかどうかを判定していると思われます。
そして、そのABSセンサーがTRCとVSC、EBD付ABSの入力信号になります。
その情報をメーター・ECU間をCAN通信で行き来させることで制御しています。
結局、ABSを単独でカットするのは厳しそうですね。
ABSユニットの動作不良によるセーフモードの内容には燃料カットも入ってるみたいです。
あぁ、とってもメンドクサイ(w
となると、根本的な解決は出来ないはずなのでブレーキパッドの工夫をする方がいいようです。