前から気になっていたモデリスタのリップスポイラー。
中古再生品を入手しました。
ついでに手先の器用さを鍛える(?)為に自家塗装をすることにしました。
実際に中古再生品が届きましたが、どうやら前のオーナーは運転席側下をぶつけた
らしく、クラック自体が治りきっていませんでした…。
もう済んじゃった話なのであれこれ行っても仕方ないと気分を切り替えて作業。
材料はABS樹脂ですね。
調べてみると、プラモデルとかでネタになることが多い素材ですね。
う~む、バンパーと同じPP樹脂だったら最高だったのに…。
おそらく複雑なデザインがしやすいということからこの材料なんでしょうね。
割れを直すところからスタートですが、正直どうやっても次から次に割れるのは
目に見えています。材料そのものに柔軟性がないですし、入力によるストレスも
逃がすのではなく蓄積するパターンなんだと思います。
どうしようもない面もありますが、できる対策はできる限り打つことにします。
始めに来たまんまでフィッティング。

まず、下地塗装から。俗に言うプラサフ塗布です。
600番ぐらいのペーパーで足付けして、シリコンオフで脱脂した後に塗ります。

↑とりあえず満遍なく塗る。
そしたら、ドライヤーで熱を加えながら塗料のつなぎの溶剤を飛ばします。
湿気が多いので塗膜表面が固まっても塗膜内側に水分が残りやすいためドライヤーを使います。
一番いいのはハロゲンヒーターでもあれば最高ですがね。

↑プラサフ塗布後出来心でフィッティング。
色が違うので一寸間が抜けますね(ww
そして、カラーを塗ります。
僕のヴィッツはグレーメタリック(1G3)。
実は缶塗装の場合、HOLTSしか選択肢がありません。
(SOFT99はタッチペンだけ)
とりあえず1本丸々使って塗装するがイマイチ。
う~ん、メタリック独特の輝き感がないんですよね…。
昔、シルバーに塗装した時はこれと言った水砥ぎもなくそのままクリアを載せた覚えもあります。
う~む、悩む。
プロ道具のガンを使って塗装ブースで吹けるのであればなにも悩まないんですが
幾分、外で缶塗装ですのでクオリティが出しにくいの何の(w
…以前に教わった裏技を使うか。公表できないけど(w
ということで苦心した挙句。
フィッティングすると何とかそれっぽくなります。
メタリック系の色ですので、クリアを載せることが最終的な見栄えに影響します。
ちなみに濃色系メタリックはムラになると酷く見栄えが悪くなりますので落ち着いてゆっくりやる必要があります。
その後、クリアを塗って…

↑それっぽくなった!
そして。
割れやすいフロントリップの対策として考えたのが…。
3M ダイノックシート貼り
以前にスキー用のヘルメットをフルラッピングする目的で買ってたものが余ってました。
これを…

↑この部分に貼ります。
ちなみにダイノックシートは専用のサーフェーサーを使わない限りはクリアが載せられません。
しょうがないので今回は貼るだけです…。
本当はウェットカーボンチックにしてあんまり違和感ないようにしたかったのですが準備不足です。
なんちゃってカーボンリップです。
割れている部分を隠すのと、入力が入った時に割れて落っことさないようにするための対策です。
ダイノックフィルムを貼ることで強度が上がるかどうかは不明ですが…。
とりあえず、真中→左右という感じに貼ります。
在庫もそんなにあるわけではないのでつぎはぎにします。
ドライヤーを駆使して真中を貼る。熱をかけることで接着力が上がりますので空気を抜きつつ進める。
ということで出来上がったのが…。

↑こんな感じ。
あまり違和感ないですね(w
近くで見ると…。
ドレスアップっぽいですが、あくまでも走行中に異常を起こして脱落しないようにするためです。
ようやくリップスポイラー完成です♪
Posted at 2013/07/14 17:53:19 | |
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