ATS&ACROSS RRP フルカーボンクラッチキット  

アールズとフルブラストで販売されているカーボンクラッチキットです。

ECUや吸排気を変更した結果、純正クラッチではキャパオーバー気味に。メンテナンスの意味も兼ねて少し無理して導入しました（笑


・まず初めに感じたこと
セルモーターが元気に回るようになりました。
フライホイールが６．７kg→３．７kgと軽量になった為に軽く回るのでしょう。
後期型セルモーターで「グウォングウォン」だったのが「ウィンウィン」圧縮が抜けちゃったかの様に始動します。
車によっては始動のときにキャンキャン金属音がするようですが、このキットはしませんね。


・ペダル踏力
純正がある所を境に急に吸い込まれるような踏み心地なのに対して、踏み初めから終わりまで直線的な感じです。
しかも純正と変わらない踏力で、エボ・インプの純正より断然軽いと思います。


・クラッチミート
軽い踏力とは相反する感じで、ディスクがプレートとフライホイールに挟まれた瞬間からガツンと駆動力が伝わります。
もちろんダンパーレスなので下手に繋ぐと衝撃はありますが、角の無い感じだと思います。
私は発進時1000rpm以下で繋ぐのですが、食いつきの良さからジャダーが発生します。
まだ３００kmも走ってないので今後落ち着くかもしれません。


・シフトチェンジ、エンジンの吹け
カーボンディスクは0.55kgと軽量なので、シフトチェンジが素早く完了します。
コルトのMTは１速→２速が入りづらいです。
これはギア比が離れていて、シンクロに時間が掛かるために入りづらいのです。
ディスクが軽量なカーボン製になり、１速→２速がの入りがかなり改善されて気持ちが良いです。

フライホイールも軽量なので、レスポンスアップやシフトアップで回転が下がるのを待つ時間も短くなります。
上り坂や合流加速で、1速を引っ張ってもストレス無く2速にアップでき、車全体が軽やかに感じます。

・メカノイズ
軽量フライホイールにしては純正と変わり無いように感じます。
リバースアイドラーのガラガラ音は純正でも聞こえますし、少なくとも自分のコルトでは共振する回転数は存在しません。
クラッチを切ってもハンガースプリングの存在でシャラシャラ音は全くしません。
強化品なのに少し物足りないと私は思いますが。

以上ですが簡単なレビューとさせていただきました。
３００ｋｍ走行してはフル加速をし、滑ったらまた３００ｋｍと慣らしていくそうです。

自作強化ロールストッパーと相まって、このダイレクト感を手に入れると純正には戻れなさそうです。
しっかりとロス無く駆動が伝わってくる感じが良いですね。

街乗りだけの場合お勧めできませんが、コルトの実力を解放するパーツとして「いちおし」とします