2022年01月08日
慣らしや暖機運転について
燃費関係のメモ欄に記載した暖機運転についてツッコミ・・・『今は加工機械の精度が上がったから暖機運転なんて必要ない』・『燃費が悪くなるだけで無意味』 と仰る方が夏の虫のように湧きまくるので控えてましたが、いい加減に本当の本当に鬱陶しいので記事にしました。定期的に沸くんですが、そもそも僕が好き勝手書いてる備忘録みたいな内容に対して本当に細かく目を通してますね。30過ぎたおっさんのファンですか?(震え声
人にメッセージを送るのであれば、(こういったSNSであれば)情報共有の形だと嬉しいです。特に何の意味もない or 意味を見出せないメッセージはチャットなりで話の合う方とやってください。善意なのか悪意(悪戯的な暇つぶし)なのか存じませんが、相手は中身のある人間ですし、僕はロボットでもなければサンドバッグでもありません。
加えて言えば僕が必要だと判断しているから実施している内容に対して、中身のある内容でメッセージを下さい。『メーカー(ディーラー)取説とかにも記載がないので必要ない』とか『ディーラーのメカさんが必要ないと言っていた』 と言ったメッセージは、はっきり言えば僕の知りたい答えにはなっていません。反論して頂けるのであれば、それに関する論文など具体的な数字や根拠を合わせて提示して説明願います。(エビデンスの提示)
僕個人としての見解を始めに書きますが、絶対に必要だと思っています。 バイクも車も最新型だろうが旧車だろうと関係なしに、動かす前には絶対に暖機運転を欠かさずに実施してます。夏や冬といった外気温による長さの違いはありますが、冬場に関しては少なくとも水温系の針が動くまでは暖機運転をしています。
これは少し調べれば簡単に本なりネットなりで出てくる内容ですが、エンジンの可動部分は潤滑剤であるオイルや各パーツのクリアランスによって保たれています。最近の加工機械の精度がどれだけ上がろうと組付け精度が上がろうと、クリアランスを狭くしたり鏡面状にすればガタは無くなりますがそんな事をしたらエンジンは焼け付いてお釈迦になります。
加工状態に関わらず、エンジンは熱が入った状態(各部品が熱膨張で適正なクリアランスを保った状態)を基準として設計されています。その一定以上の温度を維持するためにラジエーター冷却水なりエンジンオイルの水量・油量も計算されています。話が脱線しますが大型ラジエーターなりオイルクーラーで油量なりを増やした場合にはそれに従って必要とされる暖機時間も僅かに増えます。(温度計などで管理されている方は釈迦に説法ですね)
話を戻しますが、それであれば・・・何故暖機運転が必要無いと言い切れますか?加工機械や航空機の類を始めとして、暖機運転について記載があるのは何故ですか??加工機はモーターだから???航空機はジェットエンジンだから????構造は違っていても可動部が存在する以上はグリスやオイルは使われていますよ?程度の差はありますが加工機の場合は加工精度が安定するのに暖機運転が必要です。ジェットエンジンの場合はもっと恐ろしくシビアで、発せられる熱の関係で溶けてしまう為に車のエンジンのように鉄やアルミといった素材を使えない。それ故に熱に強いチタンなどの特殊な金属を使用しているが、線膨張係数が低いチタンであっても車のエンジン同様に熱膨張した状態を基準として設計されているのは変わりません。(むしろ、巨大で熱が伝わりにくいものほど暖機運転には時間が掛かります)
長持ちさせる為には暖機運転は必ず必要です。
ディーラーなどで必要ないと言われているのは、買い直しスパンが短い人で3~5年、長くても7~8年ぐらいという統計が多いからです。(今時、車が壊れるまで乗るユーザーがそもそも極少数であるから)乱暴な言い方をすれば『今時の日本車は一般的な使い方をしていれば10年程度では壊れないから』です。だから、暖機運転といった一般的に面倒と思われる事を「しなくても大丈夫です!」と答える訳です。
一方で競技走行をしたりするユーザーの使い方は、少なくとも一般的な使い方をしません。公道を走るのに法定速度の関係上、レブリミット付近までエンジンを回したり出来ません。エンジンやトランスミッション、ドライブシャフト、ハブベアリングなど例を挙げればきりがありませんが一般的には消耗品ではない部品も消耗品として捉えます。
お金持ちの方は、新しく欲しい車が出たらポンポン買い替える事が出来ますが・・・僕のような一般サラリーマン程度にそんな財力はありません。手持ちの車を如何に楽しむか、如何に長持ちさせるかが重要になってきます。車は高い買い物です。それこそ10年以上乗るのはある意味当然なのです。ロードスターのように数が出ている車のエンジン・トランスミッションであれば市場に安く流通しているため、載せ替え工賃が高いだけで済みますがGRヤリスのような車の場合は違います。
このように載せ替えを前提と考えたとしても、販売が予定されている?GRカローラなどに同じエンジン・トランスミッションが使われるとして、それがどのぐらい市場に流通するかを考えるとそこまで増えることはないでしょう。(出ないよりは出てくれた方がマシというレベルの差)価格も販売台数に比例するので安くはなりません。トヨタがEVへ完全に移行するまでに何車種にこのエンジンとトランスミッションを積んでくれるかに寄りますが、恐らくはそう多くないでしょう。
だから、競技走行を含めて長期間乗り続けるためにも、なるべくエンジンもトランスミッションも長持ちさせる必要があるんです。乗り潰したことが無い人が発する言葉ではありませんが、車の本当の寿命は部品が出なくなってからです。 それまで乗り続けたいと思うから、暖機運転を含めて大切にしています。
話逸れますが・・・個人的には購入層がある程度確定されているGR86にも積んでくれたら嬉しかったかな。旧86&BRZに搭載されていたFA20が推定重量150 kgぐらいでしたから、下手したら車体重量1150kgとかが見えてきたかもしれません。FA20→FA24で+40 kg近い重量増加、GRヤリスのG16E-GTSが推定110kgと考えれば-80 kg近い軽量化です。必要なラジエーター容量やオイル容量も減りますから総合で考えれば1200 kg切りは決して夢物語ではなかったと思うんです。このターボエンジンでありながらNAエンジンのようなレスポンスに高出力と高トルクで少し重いNCロードスター(RHT)並みの軽さのFR車です。車体の重量配分を考えるとリアヘビーになるので市販には無理がありますが・・・。
以下は殆ど関係ない内容の愚痴です。
僕は学生時代に環境科学関係(地学の一環)も学んでいた時期がありましたが、昨今ではエコやら何やらと国ぐるみで環境規制と五月蠅くなっているので仕方がないとも言えますが・・・車メーカーさんに昔から言いたい事がある。
エコカーに乗り換えるより、まだまだ元気な車を廃車にして新車を買う方が環境負荷は遥かに大きいです。ハイブリッド車やEV車を15年20年と同じ車を乗り続けるのであれば環境負荷も少なくて大変良いと思いますが、エコだエコだと騒いでいる方・・・車を何台買い替えさせました?使えるモノを捨てて、新しいモノを買うって環境負荷的に小さいって言えるんですかね??EV車についても寒冷地での充電インフラや豪雪地帯での運用方法とか、航続距離をもっと良化させなければ怖くてとても買う気になれない。
インフラに関しては国ぐるみで進めているので・・・それこそ10年後には安心出来るようになっているかもしれないが、その時に電力問題は解決するのだろうか。原発が怖い怖いと火力発電を増やした結果、今の環境負荷が増えている訳ですが。日本中の企業などが消費電力を削減した結果、昔と比べれば電気使用量なんかは物凄く効率的になったと思う。
それでも、殆どの車がEV化した場合には今の発電所の割合を見る限りでは電力の供給に不安しかない。ガソリンが高いからEVが最高だと言う人が居るが、ガソリンが減ってEVが一般的になれば充電ステーション?の電気も有料になると思うよ。国や組織というのは絶対に既得権益を逃しはしない。ガソリンと比べて値段の上がり下がりは少なくガソリンより安めの価格で安定すると思うが、順番待ちがディズニーランドの渋滞みたいになりそうな未来だって見える。
車メーカーや国はこういった施策を推し進めるより先に、興味も無かった人達に対して想定される将来について分かりやすい説明をしていくべきだと思う。
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GRヤリス | 日記
Posted at
2022/01/08 21:57:49
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