他の病院は大丈夫？

医療従事者の側から言いますと…
この件については、ちょっと言いたいこともありますね。
ソースになるニュースを読んだ訳じゃありませんが
隔離病棟の様な感染経路を管理出来るならいざ知らず
外来のような不特定多数の患者さんが出入り出来て
尚かつ空気感染・飛沫感染するような場合は
それこそ、医院側が対処のしようがないのが実際の所でしょう。
血液感染や経口感染(口から食べ物等で入ることで感染)なら
わかりますが、入院患者さんをお見舞いに来た方がインフルエンザに感染していたら…
そりゃ、たまったモノじゃないでしょう。
また、隔離病棟を持っていて病床に余裕のある施設ならわかりますが
今の現状では病床数を減らす指導がなされてドクターも看護師も数が足りてない。
これではなかなか対処のしようもない所だと思います。
結局は、病院へ行くなら…入院するなら。
ある程度は自己防衛は必要不可欠って所だと思いますよ。

確かに感染ルートを遮断できないのが病院の現状ではありますね。

病院の外来へ行く場合は２次感染を防ぐために自己防衛しているだろうという人もいるかと思います。

ただ、病棟に入院している患者は医師や看護士によって病状が管理されていると完全に信頼しています。

今回のニュースで初期に報道されたものを読むと、医師、看護士、職員の消毒などの衛生管理や菌が感染しづらいと言われている湿度よりも非常に乾燥した状態であったとありました。

大量院内感染が発生した場合、通院できる人や外来患者は転院してしまえば済みますが入院中の患者さんで転院するにできない人へのケアをどうして行くのかという新たな問題も発生しているのに、残念なことに報道も行政も院内感染原因にだけ固執してしまってニュースの中に医師や患者の姿が見えてこないんですよね。

今回の一件から院内大量感染が発生した場合の該当病院の患者を地域の病院全体でアフターケアしていくマニュアルがきちんと整備されればと願うばかりです。