FQ-400でもう少し引っ張ってみた

FQ-400の評価に集中するのは400馬力というものばかりですが、実際に日本国内を走りまわっているチューンドランサーと並べたらそんなに突出したものはないでしょう。
エアロにしてみてもS耐レプでフルエアロ化している人もごろごろいます。
サスペンションにしても30万円台のサスペンションを入れている人もごろごろいます。
サーキット走ったりしている人は９Jとか9.5Jとかの太いホイールをはいている人もごろごろいます。

だけど、決定的な違いがFQ-400にはあります。

ブレーキが目茶苦茶豪華。

サーキットスペックの出力を持つエンジンなのにブレーキだけがストリートスペックなのが日本のチューンドカーによくあるケースですね。これは有名ショップでもブレーキまできちんと手を入れているのは非常にレアなケースではないかと思います。

アルコンのブレーキシステムを輸入している芝ライニングさんのHPで確認してみるとFQ-400に装着されているであろうブレーキシステムの価格は以下の通りです。
F:6ポッドモノブロック＋2ピースΦ365　38万円
R:4ポッド2ピース＋１ピースΦ330　30万

ブレーキだけで70万円近くかけているチューンドデモカーがどのくらいいるでしょうか？

これが日本車と欧州車の決定的な違いではないかと思います。
その車の出しうる最高速から安全速度まで確実に減速させるという哲学があるのかもしれないですね。20年以上前のマンガでも「ポルシェ出なければひき殺していた」という一文が出てくるくらいに欧州のスポーツカーはブレーキに絶大なる自信を持っているようですしね。

アルコンとまでは行かなくてもエボⅣのブレーキキャリパーのプアさ加減はどうにかしたいです。