ガンダムって打ち切りだったということを改めて実感した今年の夏

バンダイチャンネル内のBCHPlayerβversionにて8月31日に最終回を迎えた「機動戦士ガンダム」ですが、リアルタイム放送時は人気が出ずに放送打ち切りという形での終幕だったのを皆さんご存知ですか？

7月から毎日1話ずつ更新して放送していたのですが、最初のころと中盤以降（特にジャブローから宇宙に出てから）のストーリー展開のペースの違いにはすさまじいものを感じました。

劇場版3部作でも全43話を合計6時間程度に編集した割には『Ⅱ哀・戦士』や『Ⅲめぐりあい宇宙』はそんなに切り刻んだ感が少ないですね。
Ⅱ、ⅢではGパーツがコアブースターに差し替えられたり、MAの登場が大幅に削られてはいますがテレビ版との違和感は少ないと思います。

テレビ版を一気に見ると最初のうちは『人間模様』や『両軍双方の哲学』のようなものも織り交ぜた作りになってはいますが、中盤以降はメカ主体の戦闘アニメに路線変更し始めているのが顕著ですね。

そして、劇場版のラストシーンの完成度の高さが印象として強すぎるのかテレビ版のそれは打ち切りアニメのショボさを露呈していたように思えて仕方がありませんでした。特にBGMのあたり。

良くも悪くもガンダムの打ち切りがその後のサンライズ作品や日本ロボットアニメに大きな影響を与えたように思えるひと夏でした。