田舎では学歴があると仕事をもらえない現実

この前、就職面接に行ってきました。

結果はまだ出ていませんが、限りなく１００％に近い形で絶望的です。

理由は簡単です。
いわゆる雇う側の学歴コンプレックスです。

普通の感覚で行くと学歴がなくて仕事がもらえないというのはよく聞く話ですが、田舎ではそれが逆転してしまうのです。

学歴がありすぎて仕事がもらえないんです。

不思議に思われるかもしれませんが、田舎に残って働いている人って言うのは基本的に高卒止まりが多いんですよ。

それは会社の社長、管理職も例外ではありません。

そんなところに大学卒業、ましてや大学の研究室での仕事を経験してきた人間が面接に行ったらアレルギーを起こしてしまうというか、今までに扱ったことのない人種に対して食わず嫌い的な反応を起こしてしまうんですね。

今回、受けに行ったところも今までと同じ対応されました。
と、いうかおかしな対応されました。

面接開始前に履歴書を提出したのですが、面接官が複数いるわけでもないのにコピーを取りにいくという不可解な対応。
多分、このときに履歴書にさっと目を通しに行ったのでしょう。

そして、そのあとで求人に対しての説明が始まりました。
その時に、告げられたこれまた不可解極まりない対応。
①採用人数は職安側の手違いで2名でなくて1名。
②学歴は大卒程度としてますが、別にそれにこだわるつもりは一切ない。
③スキル面にパソコンと書いているが、別に右手の人差指で一文字ずつ入力されるのでは困るという意味合いであり、両手で入力ましてやブラインドタッチで高速入力してもらいたいとかそういう意味はない。
④マイカー通勤前提で募集しているという意味合いで載せただけ。

コピーに行くついでに履歴書をチラ見して、だいたいどんな感じの人間が来たのかくらいは見るのが普通な行動だと思うのですが・・・
そのうえでこちらのプロフィールを完全否定したような形で面接がスタートしました。

つまりは、ハナから雇う気は無かったのでしょうね。

そして、もっとも絶望的な一言は
『今回募集している仕事の内容は文系的なものであって、技術屋系の仕事ではないです。それに、今までの職種に未練があるんじゃないんですか？』
募集に際して経験不問を謳っておいて、この一言は正直失礼極まりないです。

今まで飯を食ってきた分野での求人があれば、最初から行ってます。
食っていくためにはナリフリ構ってられないから、少しでも自分の能力に対して有利な条件があればと思って応募しているだけなんです。

雇う側がこんなんじゃ、仮に国がどんな雇用対策を打ち出しても前に進まないですよ。
求職期間が2年以上の人間を正社員として雇用したら助成金が出るようなシステムでも国か地方自治体だ打ち出してくれないとこの先も絶望の人生しかありえないです。