6速ミッションの流用の優位性についての考察

5MTエボに８GSR以降の6速ミッションを流用する人がちょこちょこいますが、この流用にどの程度のアドバンテージがあるか考察してみました。

5速と６速の各ギア比にファイナルをかけて最終ギア比で比較してみました。

どうやら、７GSRの5速ミッションのギア比ありきで6速が設計されているっぽいです。
７GSRの5速の上と下を気持ち拡げて、３から５を4等分したようなイメージなんですよ。
最高速を求めた6速ではなく5速ミッションの３，４，５をさらに使いやすくするためのクロスミッション。
それが6速ミッションの本当の姿なんだと今頃になって気付きました。

例えば、サーキットなどで3では吹け切るけど、4で次のコーナーを回るにはギア比が高いようなときに有効になるようなギア比配分な雰囲気です。5速ではこの中途半端なギア比配分でも6速にすることでS-AYCとACDを最大限使って4速のままコーナーに飛び込んでいけるつまり、減速シフトの必要がないからタイムが稼げるということなのでしょう。

なので、普通に高速道路でのクルージングでは6速も5速もほとんど変わらないようなんです。
むしろ、1速はCTと比べて軽量なCN,CPのボディではローギアドすぎて、１と２が開いてしまっています。

町乗り限定と割り切ってしまうのであれば、ミッションオーバーホール時に5速だけ７GSRにするのがもっともコスパに優れたミッションチューンではないでしょうか。

まぁ、７GSRの5速が部品として出ればの話ですけどね。