一部の人からしたら非国民なんだろうね

出張の終わりが全く見えなくなり、何をすれば帰国できるのか分からなくなったMARSです。

中国の現場は春節前倒し取得のために冗談抜きで命削ってます。
こっちの現場作業者は12時間拘束の10連勤で体力的な限界に達しているのか、口数も減ってきました。一部には手すきの時間に少し目を瞑ったつもりがそのまま眠りこけているものもいます。

ですが、MARSは見て見ぬふりをしています。
少なくとも彼らはMARSのビジネスパートナーであって奴隷ではありません。
そして彼らの仕事によって日本で給料をいただいている自分たちの生活があるからです。

だから、MARSは日本からの無茶振りには文句言います。
先日も春節になる1週間前くらいになって新規での試作品立ち上げを発注してきましたが、無理だと言い続けています。

今のMARSは彼らと心境的に同じところがあるからかもしれません。
拘束時間帯こそ違いますが、彼らと同じ日程で仕事をして「これを乗り切れば帰郷できる」という共通の目的が唯一の支えと言っても過言ではありません。

既にMARSはその支えをへし折られているだけに、彼らにだけは負担をかけたくないと思っています。

隣国に対してよい感情を持っていない人たちからすれば
「こんな非国民は国外永久追放でOK」
とか言うかもしれません。

でもね、そこまで鬼になれるほど冷徹な人間じゃないんですよ。