理不尽なバッシングが発生しているらしい

京都府北部で新型コロナに感染した人の一人目が出たそうです。

その人も大阪の例のライブハウスに行っていた人だそうで、検査を受けたら陽性だったと。

そこまではあるある話で終わるんだけど、これだけでは終わらなかったみたいです。

ご存じの人も多いかと思いますが、その人の勤め先はその地域でも割と大きい目の病院。そこで介護職員として働かれているとのことです。
その影響で外来がストップなんだとか。

そこで、理不尽なバッシングがおきているようです。

特にひどいなと思うのが
『医療関係者のくせに』

職業は関係ある？
医療関係者だから何なんでしょうか？
感染を防ぐことができるんですか？
その日そのライブハウスに行われるそのライブに感染者が来ることがわかるんですか？

分かるはずがないですよね？

だからそういうバッシングをする人は論点をすり替えてきます。

どういうものかというと、
『俺も仕事で遠くに行くことあるけど、あいつは遊びだろ』
なかなか独自の価値観をお持ちのようです。

『仕事なら感染しても許される』
という理論なのでしょうか。

本当に仕事だったら感染しても許されるんですか？
業務都合上、不特定多数との接触機会がある人は仕方ないかもしれませんが、すべての人がそんな仕事をしているわけではありません。

MARSの勤めている会社では今月頭に社長からのトップダウン命令出ましたね。
・国内外の出張は基本禁止。ただし、顧客からの緊急要請があった場合を除く
・来客も基本キャンセル。来社しての打ち合わせは可能な限りスカイプなどを利用したオンライン会議に置き換えること。
・会議招集も各部門代表の最低人数に絞ること。詳細は議事録と代表出席者の説明によって部門ごとに展開。

田舎の中小企業でさえ、この判断が行われています。
有名な大企業ならもっと細かい措置が取られているんでしょうね、知らんけど。

つまりは仕事のやりようによっては態々危険なところに行かなくても済む選択肢があるということです。中には暇つぶしの気晴らしについてこないか？と誘われてノコノコくっついていってる人も居るらしいですよ。

感染したらね、経緯はどうあれ周りからは白い目で見られる立場になる可能性があるんですよ。
遊びだろうが仕事だろうが関係ありません。

語弊があるかもしれませんが、恐れずに書くとするなら
感染者＝迷惑な存在
感染してない人にしてみれば、そんなもんでしょ。たとえ家族であったとしてもです。治療方法も確立されていないような未知の病原体なんですから仕方のないことです。

例え仕事で感染したとしても、
『感染するかもしれないリスクがある仕事っていうのは知ってたはずだ。感染したのは対策に不備があったからに違いない』
そういう人が間違いなく出てくるでしょう。田舎に行けば行くほどそういう人の率は高いでしょう。村意識ってそんなもんちゃう？知らんけど
だって、その手の人たちにしてみたら、感染した人が普段からどういう対策をしていたかなんて知らないし興味ないだろうから。
そこにあるのは
感染したという事実のみ
だから、そこには単純なロジックしか働きません。
感染者が出た＝厄介な奴が増えた

世の中は思っているよりも薄情で残酷にできていますよ

気を付けましょうね、明日は我が身ですよ。

だから、感染した人を責めるために時間と頭つかうくらいなら、拡大させないために時間と頭つかっていきませんか。