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激安品のドラレコによる電波障害に関する検証と考察の最終まとめをしてみようかと思います。

もうね、現状でこれ以上の改善は無理ですわ。
レーダーは大丈夫なのにナビだけ改善されないとかね、もうハード上の限界としか言いようがないです。

ナビ本体は10年以上前の設計ですし、ナビソフトも購入当時のまんま。
おそらく、アンテナ自体の受信感度もそんなに高くなかったろうし、測位サンプリング数と解析ルーチンやプロセッサの性能も今から比べたら余裕でアレですもんね。

2002年当時のPCでさえ2ギガ前後のシングルプロセッサが一般的でしたからね。
しかもXPが出たかどうかじゃなかったでしょうか。
今じゃスマホでさえデュアルコアが当たり前のご時世、技術の進歩がすごすぎる。

そんな時代のプロセッサーのナビ本体使ってるんだから、アンテナ受信感度だけをあげたとしても単位時間当たりの測位数が結局ネックとなって・・・・orz。




というわけで、ドラレコ購入からの流れを記していきます。

・ヤフオクでドラレコ購入と取り付け
カーナビのGPSがグルグル迷走を始める。
レーダーがGPSを検知しなくなるか検知するまでにアホほど時間がかかるようになる。
地デジが全くと言ってよいくらいにほとんど受信しなくなる。

・ドラレコの使用停止
受信異常を起こしていた機器が正常動作するようになる。

ここでドラレコから何やら妨害電波のような物が発生していると推測。
『ドラレコ　電波障害』
で検索してくると事例や対策がワンサカワンサと出てくる出てくる。

また、みんカラショッピングでアストロプロダクツが販売していたドラレコの注意書きに『高周波ノイズが発生する可能性があり、対策には市販の対策グッズを別途購入してください』とありました。
早速、問い合わせて見た結果たどり着いたのが高周波遮断シート『ノイズフセーグ』

・ノイズフセーグを筐体外周に貼り付け
レーダーへの干渉は実用可能レベルまで改善されたが、ナビはイマイチ改善されたりされなかったり。
地デジも少しはましになったけど、受信レベルはまだ低い。

理想を言えば、ドラレコのレンズ部を除いた全部を金属製の箱で囲んでさらにアースすれば電磁シールド効果で電波障害は完全にカットできるんですが、それではビジュアル的に残念すぎるしせっかくついてるモニターを殺してしまうことになります。

・地デジアンテナを社外品のブースター付きに交換
アンテナをルーフ後端部に取り付けたことによりボディーによって電磁遮蔽が行われる結果となり、ブースターの増幅と相まって受信感度が劇的にアップ。これはもともとついていたアンテナでは指向性が強いのでドラレコ導入とは別で検討中でした。

・アースプレートの追加
今まで単なるGPSアンテナの固定用の鉄板だと思っていたのですが、実は受信感度を上げる効果があるものだと知り急きょ手配した次第。結果として衛星の受信個数が平均して１～２個増えることとなった。
ただし、山間部や山沿いの道路でさらに地図にない新しい道路を走行しているとナビソフトが勝手にマップマッチングを行って余計におかしなことに。
さらに困ったことにドラレコを動かしてなくても迷走するときは迷走するというポンコツぶりをナビが発揮し始める始末。


と、言うわけでドラレコ導入による高周波ノイズの改善をこれにて終了いたします。

そういえば、レーダーってみちびきとかグロナスとか使って高精度な測位をしてますが、カーナビってどうしていまだにアメリカの衛星だけを使ってるんでしょうね。