MARSのブログ一覧

ソフト99様
この度は私の拙いブログを取り上げてくださいまして誠にありがとうございました。
ガラコの使用感について個人的に少し気になったことがありましたのでトラックバックという形で書かせていただきます。

MARSは光学薄膜の設計とか試作、オプトエレクトロニクスと言われるものに関する研究や開発に長年携わってきた世界的にもニッチな産業界の住人なんです。

そんな人間がガラコを施工して一つ思うことがあるんですね。

それは
ガラコ被膜の屈折率っていくつ？
です。
ガラコを施工した後って視界が何だかスッキリしたような感じになりませんか？
仕上げでガラス面を固く絞ったウエスで拭き上げるので汚れが取れただけかもしれませんし、単にプラシーボ効果かもしれません。
でも、一つの仮説を立てて、それが成立する場合プラシーボ効果でもなんでもなく学術的に立証させることができるんです。

以下、仮説です。

通常、一般的に窓ガラスと呼ばれるガラスの屈折率は1.52とされています。自動車の窓ガラスは若干青みがかっていますが、可視光域ではおおむね1.52であると考えて差し支えないと思います。
このようなガラスは片面でそれぞれ約4%の反射があり、両面合わせて約8%の反射があると言われています。
この4%の反射って言うのは何なの？って言う話になるかと思いますが、わかりやすく言うとガラスへの映り込みです。
そして、反射というものは透過してくる光を遮るロス成分ということなんです。

このガラスの表面にガラスの屈折率よりも低い屈折率を持つ物質を数百ナノメートルの厚さでコーティングすると反射を抑えることができるんです。

もし、仮にガラコの被膜の屈折率がガラスよりも低ければ、ガラコの被膜には撥水コートのほかに反射防止コートの効果があるということになります。

光学薄膜に長年携わってきた人間の職業病的な興味なのですが、個人的には非常に興味深い事だったりします。

この記事は、雑誌掲載情報＆『ミストガラコ』当選者の方からお声が届きました～！について書いています。

フロントガラスの撥水処理ってどんなタイミングでやりますか？

洗車の時という人は多いと思いますが、ゲリラ豪雨に２～３回もやられればほとんど終わってしまっていませんか？

被膜のメンテも兼ねてMARSがよくやる方法なんですが、天気のいい日にスーパーに買い物行くとしますよね？
駐車場に停めてそのまま店に入る前にちょっと待った！

塗り塗りガラコをフロントガラスに施工してから入店するのがMARS流！
買い物を一通り済ませて戻って来るころにはガラコの薬剤の乾燥も終了してあとはふき取るだけの状態になっています。

家を出る前にジッパー付ビニール袋に湿らせたウエスを用意して車内（ダッシュボードがベスト）に放置しておけば、今の時期ならほどよい蒸しタオル状態に！

それで拭き上げていきます。


同じようなことを考える人は多いと思いますが、ガラコの乾燥が待てないタイプの人にはうってつけの方法だと思います。

今日のブログは車には一切関係ないです。
めちゃくちゃ長文です。


5年弱にもなる就活期間を振り返って、思うことや言いたいことが山のようにあります。

何から書いていけばいいのか混乱気味ですが、できることなら就労支援活動を行っている人もしくは繋がりのある人の目に留まり何かの役に立てていただければと思います。

MARSの場合はある日突然解雇通知を手渡されたわけですが、この解雇の正当性について徹底的にやり合うべきでした。
労働基準法に明記されていることですが、整理解雇の場合、事前に従業員に対して整理解雇を行うことの予告を周知徹底しておく義務があるわけです。
MARSには事前の予告がなされなかったので、あの整理解雇は違法解雇に相当するものでした。
・整理解雇の予告の周知がなされていなかったことについて社労士は『常から経営悪化した場合は整理解雇も有りうると言っていた』と主張していますが、毎月の朝礼で挨拶代りくらいに言っていればそれは既に形骸化しており所謂『オオカミ少年』の『オオカミが来たぞー』と同じ状態だったわけです。
・解雇理由が明記されていなかったし、充分な説明もなされなかった。これについては記録が一切のこっていないので、後日言い争っても言った言わなかったの水掛け論にしかならなかった。
・リーマンブラザーズショックで日本経済がガタガタになったところに『こんな時世だからすぐに動いた方がいいですよ』と即日解雇を受け入れるように勧奨が行われた。
・リストラされた人間が組合を作って会社と闘争に持ち込まないように知恵を持っていると思われ、京都に帰るしかないMARSを一番に解雇し、その後で地元に残るしかない連中を解雇していったらしい。
MARSが同じ業界に復活した以上、あの会社がMARSに行った違法性の疑いのある解雇が回りまわってあの会社の首を絞めていく結果になるかもしれないですね。なにせ非常に小さい業界で仕事を取ったり回したりしてますから。


自分の首を切った会社と言い争っても時間の無駄にしかならないということが分かったので、違法な解雇であったとして訴訟を起こし復職を勝ち取ることをあきらめて就活に切り替えたのですが、これもまともに進むことはありませんでした。

就活をしていく中で一番困ったことは
『自分のキャリアを正しく理解できる人がどこに行ってもいなかった』
これはとても大きかったです。
とくにこの傾向はハローワークの公務員や就労支援を謳うNPO法人の職員に強かったですね。
民間の人材紹介会社のほうがまだマシなレベルでしたね。

コチラがのどを枯らしながら、1時間以上かけて説明したことを
『難しいことはわかりませんが、専門性の高い特殊なことをされてきたことだけはわかりました』
こんな簡単な一言で片づけられると、
『ここの人たちを信用していいのか？』
となるわけですよ。
実際、紹介してくれる仕事も明後日どころか明々後日の方向のものとか普通に来ましたからね。
MARSのキャリアの『光学薄膜の設計』と『専用の設計ソフトを使っていた』というキーワードの中から『設計』と『設計ソフト』だけを抽出して『CADオペレーター』の求人を何度持ってこられたことか。
そのたびに
『物理的な設計じゃなくて論理的な設計だから』
と同じ説明をしなくてはならないのですが、理解できる能力のない人たちなので学習してくれないんですよね。
これの繰り返しで頭がおかしくなりそうに・・・いや、実際のところおかしくなっていたと思います。

アルバイトなんかしてるから即時対応できなくて落とされると考えてアルバイトを辞めて就活に専念してみたものの、収入が無いのに何もしていないのは仕事をする意欲が無いと思われるのではないかと不安にかられたり・・・まともな精神状態を維持することが日に日に困難になっていっていました。

京都府が就労支援事業として立ち上げている京都ジョブパークのキャリアコンサルタントに相談してみたところで、根本的なMARSのキャリアに対する理解が全くできていない状況では気休めの言葉をかけてお茶を濁してなんとかして帰ってもらうという対応しかできなかったのが現実だったわけですしね。

その他にもいろいろあります。地元の就労支援施設をたらいまわしにされて何週ラップしたことでしょう。
中でもハローワークの対応は最悪の極みでしたけどね。
・マッチングする企業が無いなら京阪神へ引っ越して仕事を探せ
・マッチングする求人が無ければあるところへ行け
・マッチングする求人が無ければ出るまで待ってください、いつになるか知らんけど
・技術職なら人材銀行に行ってくれ、年齢制限があるから受け付けてもらえる年齢になるまで待ってもらうことになるけど
・通勤時間が30分超えて採用してもらえるとでも思ってんの？（笑
・ハローワークでは個別求人開拓っていうこともやってますが、実際は窓口業務でいっぱいいっぱいなので全く機能してません
これ実際にハローワーク職員がMARSに対して言った言葉の数々のほんの一部です。


さらに困ったのは逆学歴偏重主義な田舎の経営者と大手メーカーの地方工場の存在ですね。
実際、某ドーム球場の命名権を持つ京都の会社の『現地採用枠は高卒まで』というものもありますからね。
書類で落とされ続けて、やっとのことで面接までこぎつけることができたとしても、履歴書を見て皆さん同じことを言うわけですよ。
『大学まで行って専門的な勉強してきた人がウチなんか受けなくても仕事はいっぱいあるでしょ？』
いやいや、無いから来てるんですけど・・・・
MARSの場合、学歴は大学卒業で止まってるわけですが職歴の1行目が卒業した大学ですから、どうして大学に就職してそこで何をしていたか聞かれるわけです。
最初のうちはまじめに大学の研究所の技術職員として教授がいくつか持っている研究テーマの一つの実働部隊として働きながらゼミの学生の指導や学部の授業に出ていたと話していました。
そこまで話すと、たいていの経営者さんはポカン顔で完全に自分の理解の範疇を超えた異世界の生き物を見ているかのような顔でした。
こういう話は1年足らずで自分の中で封印しました。
履歴書も大学の職員までで止めて、研究室付きの事務職という本来の仕事の1割未満の部分を100%にして経歴を大幅削除する方向での詐称することを始めました。
大学を辞めてからの会社員時代についても同様です。ただの町工場の作業員と嘘をつくようにしました。
大阪の会社に勤めていた時の大阪府の産官学共同事業に参加して研究したり、新規製品の開発を行ったり、大学時代に培った経験をもとに人財育成は全て『そんなもんは無かった！』ということにして活動していました。

積み上げてきたキャリアをなかったことにするだけなので本当のことがばれても罪に問われることは決してありませんが、個人的には屈辱的選択以外の何物でもありませんでした。
それでも、未経験の業種に飛び込まなくてはならないので仕事など見つかるはずもありませんでした。

そういった中で去年の夏に完全に心が折れてしまっていました。
役所の求人の出来レースやコネが無いと採用なんて無いという状況がとどめを刺してくれたと思っています。そういった中で自分自身が社会の中で必要とされていない存在なんだという精神状況に陥っていました。あの時の精神状況は変な宗教にはまってすがることさえも面倒くさいし無駄な努力と思えるくらいだったと言えば伝わるでしょうか？

正直、今年の春までは就活の一切を行っていませんでした、というか行える精神状態ではなくなっていました。
世間的には賛否両論あるようですが、アベノミクス効果で少し景気が上向いてこなければ活動再開もあり得なかったでしょう。

だって、正攻法ではまったく相手にもされず、嘘と言えば嘘の経歴を騙ってまで仕事を見つけようとしてもことごとく相手にされないわけですからね。
どこに相談してもまともなアドバイスをできる人がいるわけで無し（職務経歴書に至ってはそこらの就活アドバイザーが考えそうなことはすべて織り込み済み）、完全な手詰まり状態だったわけです。
正直、生活保護とか自殺とかいったワードが何度も頭の中を巡りました。
地元のショッピングセンターの吹き抜けに立ったときに吹き抜けの一番上から飛び降りたくなる衝動を何度必死に抑えたことでしょう。

今回、求人が出てから引っ越しも含めて初出社までがたったの一カ月で行われたことは奇跡に近い事だと思っています。

過疎地の地方都市でUターンやIターンの推奨活動をしているところは多いと思いますが、すべての人が誰にでも分かりやすい仕事をしているとは限りません。
自分が取り扱ってきた業種の引き出しにない業種の人に対して対応できる準備ができていないのがこの国の公務員やNPOが行う就労支援の実態ではないか？というのがこの5年弱の間に見えたことです。

ちなみにこれまでにMARSが利用してきた公的就労支援機関。
ハローワーク筑西、ハローワーク小山、ハローワーク舞鶴、ハローワーク綾部、ハローワーク福知山、京都ジョブパーク、京都ジョブパーク北部サテライト、あやべ若者さぽーとすてーしょん、京都人材銀行、大阪人材銀行、神戸人材銀行（事業仕分けによってすでに閉鎖）
一か所としてMARSのキャリアを正しく理解したところは無かったですよ。