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昨日はディーラーへミッションオイルの交換をしに行ってました。

えぇ、田舎なので飛び込みでもその辺は全く問題なしだったりします。
超久しぶりに純正ギアオイルを入れたような気がしますね。

それにしても純正ギアオイル安いわぁ。
いつも使ってるクスコLSDオイル一缶分の値段で工賃コミコミやもんなぁ。
今後の維持費考えると、今の手持ちのLSDオイル使い切ったらしばらくは純正オイルかなぁ。

一応念のために、ギア保護効果促進のためにもゾイルを100ccほど入れておくのもありかな？もしくはWAKO'Sマジックファイブでもいいかもですね？

昨日、日本人が英国三菱のQF-400で湧きあがっているときにその対岸の国フランスからもドラえもんドエライもんが発表されていたようです。

ブガッティ　ヴェイロン16.4

W型16気筒、8.0リッター、4ターボ、最大出力1001ps、最大トルク127.5kgmの桁はずれな超モンスターマシン。多分ね、出力はもっと出てると思うんですけどシャシダイで計測レンジを越えたから1001PSって公表してるのではないかなともとれますね。

ところでさぁ、W型エンジンて何？V型エンジンを2軸配置で一つのクランクケースで連結してるってことなの？1軸クランクだったら飛行機のエンジンだし、星型エンジンって呼ぶかも・・・それで一つのバンクにタービン1基ずつ掛けて4ターボなのね・・・。もうそれだけで非常識な感じが・・・。

しかも、この車の最高速がクーペ状態で407キロ、オープン状態で360キロ、ソフトトップで130キロってソフトトップの剛性弱すぎ！せめて200キロくらいは出せるようにしようよ。

それ以上にMARSが個人的に『う～ん・・・』なのがオープン状態での最高速。
これって風洞実験室にシャシダイおいて無人状態で実験した結果じゃないかと思うんですよね。

360キロでオープンカーが走ったら、フロントガラス上端で発生するカルマン渦でキャビン内部がグチャグチャになるか、デフューザー効果によってキャビン内部が減圧状態もしくは低真空状態になるんじゃないかと思うんですよ。

もし、そうなったらレーシングドライバーのようにヘルメット装着しないととてもまともに運転できないでしょう。さらに後者のような状態になったとしたら酸素吸入しながら最高速アタックすることになるでしょうね。

で、フルパワー掛けられる路面もないだろうし、仮にフルパワー掛けて走るんならスパイクタイヤでないと4WDといえども滑って前に出ていかないでしょうね。


本当に世界には目茶苦茶な車を作る人たちもいたもんですね。
それを考えるとQF-400も普通車に見えてきますね。

英国三菱ネタでもうひとつ引っ張ってみたいと思います。

今回のFQ-400にからんで、英国三菱が作ったメーカー純正チューンドランサーは市場で未知数的に扱われているSSTと4B11に一つのボーダーラインを作ったと思います。

FQ-330は「SSTは330馬力までは絶対大丈夫」
FQ-400は「4B11はノーマルピストン、ブロックで400馬力まで大丈夫、しかもインジェクション交換するような過給圧をかけても棚落ちしない」

という世界中のチューナー、エボ天ユーザーに発信したのではないでしょうか。
多分、突き詰めていけばもう少し行けるとは思いますが、この馬力が万人が万通りの使い方をしても普通に車としての寿命を全うできる数値としてのメーカーの回答なんだと思います。

あとは誰が4B12と4B11のミックスエンジン(2400cc)ターボのとんでもないランサーを出してくるかですね。その時は確実に450馬力は突破してくるでしょうね。

FQ-400の評価に集中するのは400馬力というものばかりですが、実際に日本国内を走りまわっているチューンドランサーと並べたらそんなに突出したものはないでしょう。
エアロにしてみてもS耐レプでフルエアロ化している人もごろごろいます。
サスペンションにしても30万円台のサスペンションを入れている人もごろごろいます。
サーキット走ったりしている人は９Jとか9.5Jとかの太いホイールをはいている人もごろごろいます。

だけど、決定的な違いがFQ-400にはあります。

ブレーキが目茶苦茶豪華。

サーキットスペックの出力を持つエンジンなのにブレーキだけがストリートスペックなのが日本のチューンドカーによくあるケースですね。これは有名ショップでもブレーキまできちんと手を入れているのは非常にレアなケースではないかと思います。

アルコンのブレーキシステムを輸入している芝ライニングさんのHPで確認してみるとFQ-400に装着されているであろうブレーキシステムの価格は以下の通りです。
F:6ポッドモノブロック＋2ピースΦ365　38万円
R:4ポッド2ピース＋１ピースΦ330　30万

ブレーキだけで70万円近くかけているチューンドデモカーがどのくらいいるでしょうか？

これが日本車と欧州車の決定的な違いではないかと思います。
その車の出しうる最高速から安全速度まで確実に減速させるという哲学があるのかもしれないですね。20年以上前のマンガでも「ポルシェ出なければひき殺していた」という一文が出てくるくらいに欧州のスポーツカーはブレーキに絶大なる自信を持っているようですしね。

アルコンとまでは行かなくてもエボⅣのブレーキキャリパーのプアさ加減はどうにかしたいです。

英国三菱が400馬力のエボ天をリリースするということですね。

日本円にして760万円。
レクサスやGTRが買えますね。

方向性としてはレクサスよりもGTRの対抗馬としての意味合いのほうが高そうですが、世界的不況の中で買い手がつくのかな？

価格面について考えてみるとモンスターの360スペックのエボ天が約450万円～となっていますね。

さらに40馬力上乗せするために、タービン、インタークーラー、インジェクションを変更しているみたいですね。もしかするとカムも変更されているかもしれませんね。最低でもMIVECの作用角は変更されているでしょう。
SSTでは容量不足なのでツインプレートクラッチと６MT（ゲトラグかな？）に換装されていますね。

それと、ブレーキシステムがブレンボからアルコン製に変更されていますね。しかも６ポッド、ローターも２ピースのディンプルタイプがおごられています。
街中を走るチューンドではないのでフロントアルコン、リアブレンボってことはないだろうと予測するとリアもアルコン？

エアロ関係もボンネット、バンパー、サイドスカート、カーボンデフューザー付きリアバンパー、カーボン（？）ボルテックスジェネレーターがおごられているようです。

足回りも小変更が加えられているようですし、専用ホイールというのも４００馬力を受けとめるために１サイズ太めのホイールに変更されているんでしょうね。タイヤも限りなくSタイヤに近いハイグリップラジアルと名高いプロクセスR1Rがおごられているとか。

それらをすべてもろもろの値段を考えるとかなり妥当な金額なようにも思えます。


良くも悪くもいろいろな評価が出るかとは思いますが、日本国内の成金趣味なラグジュアリー路線に走ったエボ天よりは１００倍評価に値すると思います。

４００馬力はラリーでは使えないけれど「速くなくちゃエボじゃないでしょう」と去年のハイパミでの三菱の営業マンの言葉を具現化した一つの形としてMARSは受け入れたいと思います。