MARSのブログ一覧

昨日から事業部長と相部屋という超がいくつつくのか分からない生活が始まりました。

唯一の救いは二人とも車やバイクが好きという共通の話題があるというところでしょうか。

この歳になって、しかも出張先で10日間にもおよぶ宿泊研修みたいな生活をするなんて夢にも思っていなかったMARSです。

取締役専用の個室くらい常に確保しておいてくださいよぉ。


MARSの食文化への常軌を逸した順応性が事業部長にも知られるところとなり、いよいよもってMARSの中国長期滞在化計画が真実味を帯び始めてまいりました。

MARSがメカ、製品設計、試作、人材教育と幅広くやってきた経験が中国の現地スタッフや作業者に妙に評価されつつあるのと、放り込まれた場所で放り込まれたなりに順応しようとする本能的な部分の強さを見たという証人がすでに10人を突破してしまっているところとか、もうえらいこっちゃの大騒ぎです。

今日も
生まれて初めての海外で中国で1カ月でここまで適応出来る人間はそうはいない
とか
これで嫁連れて帰国したら、ウチの会社の伝説になれる
とか
出張目的に「婚活」は入れんでいいの？
とか・・・今日もいじられキャラが全開でしたよ。

もうね、いじってくる人が会社の上の方から数えたほうが早い人なもんだから、どこからが本気でどこからがガチなんだか全く読めません。おいおい、本気もガチも同じ意味やないか～！



今のところ、飲み屋のオネーチャンの件はバレてはいないのですが、バレた時点で根掘り葉掘り聞かれて伝説にされちゃうんだろうなあ。

どうも最近、何度も中国出張している人よりも路地一本入ったところの情報の密度が濃くなってきました。

明日から事業部長と10日ほど同室になるので、昨日と今日とで部屋の掃除をいつもより気合入れたMARSです。
中国に適応しすぎてるところがばれたら一番ヤバイ相手と10日も同室とか人生の中でも最大級のピンチです。


中国は通信系のインフラが整っていないところが多いらしく、ちょっとしたお店には必ずと言っていいほど無料wifiスポットが開設されています。
そのくらいに携帯電話というものが普及しているのですが、やはり公衆電話というものも細々ながら存在しています。

公衆電話があるのは大通りから１～２本路地を入ったところの地元の商店街になるんですけどね。

で、料金っておいくらほど？って話ですが、

1分1角と書いてありました。

1角というのは1元の下の単位で10角で1元となっています。

そこで、中国での1元ってあらためてどのくらいになるのかなって考えてみることにしました。

500mlのペットボトル飲料がだいたい3元～4元が相場
公衆電話が1分あたり0.1元
庶民的なご飯やさんで一食１５～２０元

そこから考えると1元あたり40円前後の価値になると考えるのが妥当な気がします。

もっといろんな方面で市場リサーチするとさらに細かい分析はできるのかなって思いますけどね。

それから考えると、日本料理の一食平均50元とかやっぱり高いですよね。

もっと言えば、日本人相手を主としたオネーチャンのいるお店で一回にかかる金額とか考えたら、日本に居たら絶対できないレベルの豪遊だなってつくづく思い知らされますね。

ちょこちょこボキャブラリーが日々増えてきて、周りの人の会話の中にも知ってる単語が混ざり始めてきています。

それにしても、マクロスのヒロインのリン・ミンメイって漢字で書いたら『林 明美』ってガチな日本人の名前じゃねえかって気づいたMARSです。
これ、ぜったい番組スタッフの関係者の名前だよね？


昨夜は中国の会社に出向、出張で来ている人達で時期的には忘年会も兼ねて食事会というか飲み会というかそんな感じの会に参加してました。

二次会に流れるかと思いきや、一人ちょっと飲みすぎで足元がフラフラになった人がいたので体格のいいのが2人付き添いで宿舎まで送っていくことに。


タクシーでもうすぐ宿舎ってタイミングでMARSの携帯に着信が・・・・・


てっきり、いつもの上司（公私ともに着信の98%はこの上司）から飲みの誘いかと思って発信者も確認せずに
もしも～し！


「イマ、ナニシテマスカ？ゴハンタベテマシタカァ？」


いつもの飲み屋のオネーチャンから・・・・・
MARSさん、一気に酔いがさめました。

超至近距離に会社の一番偉い人がいて
「何、もうオネーチャンと携番交換したの？やるじゃん（ﾆﾔﾆﾔ）」
とか、まぁいろいろチャチャは入るわ、電話の向こうでは
「キィテクゥダサーイ、マッテマスヨォ～（ﾊｰﾄ）」
とか連呼されるわで一人だけ大変な状態に。



結局飲みに行くことになったわけですが、同行した上司の指名した子がいつも一緒に飲みに行く上司のお気に入りの子で
「でさぁ、○○さん（いつも一緒に飲みに行く上司）のお気に入りの子って誰？」

言えない・・・・絶対言えない・・・・あなたの隣に座ってる子がそうですよなんて冗談でも言えない・・・

だって、
「○○さんのお気に入りと被るのってまずいかろうなあ・・・・」
って指名前に言ってたじゃないですか。
いちおう、今日は休みっぽいってことでごまかしましたけど

もうね、お店の女の子がうっかり口を滑らせないかと冷や冷やしながら飲んでたわけですよ
ママさんはその辺うまくかわしてくれましたけどね。

で、帰り道で
「○○さんのお気に入りの子が出勤してる日にでも、3人でまた来んといかんよねえ」

最後の最後でMARSの微妙なピンチの継続フラグが立ってしまいました。
もっと言えば、今回の一連の流れは同じ宿舎の人ほぼ全員に伝わってしまったようなので、月曜の朝のことを考えると何とも恐ロシアです。
確実にあの人とあの人とあの人あたりから冷やかしが入るんだろなあ。

中国に来て一カ月もたつのに本場の杏仁豆腐もマンゴープリンも食べてない事に今更のように気付きました。


世界をまたにかけるよりも、世界をたまにかける程度でいいと最近思うようになってきたMARSです。


中国出張に来て早いもので予定期間の6割が終了してしまいました。
まだコレといった成果も出せていないのにね・・・

それもこれも現場の機械がいきなりぶっ壊れて2週間近くも止まったんが悪いんや！
ワシは一個も悪うないわいっ！

ホント貧乏くじの大量ゲットですよ。

その代償は思いもよらないところから思いもよらない形であらわれはじめているようです。
現地の作業者がちょっとMARSのことを認めてくれて、作業についての相談をしてくれるようになりました。

相談してくれるのはいいんですけど・・・


MARSさん、基本は日本語でOKな人ですからっ！！

まぁ、そこはそこ根底に持ってる技術と目指す方向が一緒だと、言葉っていう物は意外と必要ないですね。身振り手振りとか絵とか筆談（漢字が使えますからね）と、辞書アプリ（中国にも日本語への翻訳アプリがあります）で何とかなってしまってます。

それでも、その日にうまく伝えられなかった言葉はちゃんと調べて次の日には伝えられるようにとやる事はやっています。
おかげさまで中国語ノートも少しずつ充実してきました。

いつも翻訳はグーグル先生に代行してもらってますが、グーグル先生は日本語が少し苦手なようで英語で質問した方が正しい訳が返ってくる確率が高いですね。
と、言ってもMARSなんて英検3級しか持ってないし、高校時代の偏差値なんて40代の真ん中くらいをウロチョロしてた程度ですから、たいした語学力は持ち合わせてないですよ。


それと、並行してやっているのは晩御飯を食べに行ったときの注文の仕方。
今まではメニューを指差して
「コレ！（一応中国語でね）」
とばかり言ってましたが、読めない漢字をメモして帰ってスマホのアプリで読みを調べるようにしてました。
すると、なんということでしょう（ここでビフォーアフターのBGMを脳内再生してくれるとMARSは喜びます）。

今までに調べた漢字の読みで新しいメニューが読めるじゃないですか。

少しずつですけど、日本語訛りですけど中国語を口に出して注文できるようになって来ました。


もうね、足りない分は勇気で補うとかどこかの勇者王みたいなことを毎日やってますよ。


うまくいけば年末に帰国できそうですが、今度は日本語がへたくそになっていないか少し心配だったりもするMARSでした。