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UT×KICのブログ一覧

2013年05月13日 イイね!

そしてサンレモへ

こんにちは。出江です。
更新が大変遅くなりました。
無事メンバー一同帰国し、後片付けと、それぞれの授業に追われております。

4/2はサンレモへの移動日でした。
競技車2台、サポートカー1台の3台で、バルセロナからサンレモまでの約800kmを走破しました。

大会前に、サンレモの側でエンジンオイルを交換したいところです。そこで、ニースのTOYOTAディーラー、TOYOTA Ellipseさんに、リフトを使わせていただけないか電話してみました。

このTOYOTAEllipseさんは、昨年度のモンテプロジェクトの際、拠点として使わせていただいた所です。昨年お世話になったマネージャーさんにお願いしたところ、快く場所の提供を引き受けてくださいました。
このマネージャーさんとお話させていただくまで、TOYOTAEllipseさんにお電話を何度も差し上げ、電話受付の方々(フランス人)と"Can you speak English ?" "Non"のやり取りを何人とも行ったのは今となればいい思い出です。  笑
整備場所は用意していただけましたが、18時には閉まってしまいます。
急いでニースへ向かいましたが、残念ながら辿りつけず、整備は翌日にお願いすることになりました。
ニースの町中にて、前日に欧州入りされていた松波登さんと合流しました。
松波さんの息子さんの松波太郎さんには、スペインのラリーの際サポートカードライバーとして大変お世話になりました。親子そろって本年度のプロジェクトにご協力いただいております。
松波登さんには昨年度のモンテプロジェクトにて、セリカのドライバーをしていただきました。今年はトレノのドライバーとして出ていただきます。

一度ニースのまち中(海側)にでてしまうと、また高速道路(内陸側)に戻るのは遠回りのため、そのまま海岸沿いをモナコの近くまで走ってから高速に乗ります。エズなどを通るこのワインディングロードは、夜であっても素晴らしい道でした。

サンレモのホテルに到着したのは夜の11時ごろになってしまいました。バイオレットのドライバー
をお願いした大西さん、同じくコドライバーをお願いした市野さんのお二人は、前日からサンレモ入りをされていたので、ここでの合流となりました。
一日仕事でしたが、無事、競技車の移動が完了しました。

翌3日は車両の整備の日です。前述のニースのディーラーさんのところへ、昼頃到着するよう出発しました。
トレノ、バイオレットのエンジンオイル、デフオイル、ミッションオイルの交換の他、割れてしまっているためとりあえずゴムバンドで代用していた、トレノの排気管の固定器具の溶接をしなければなりません。
調子を確認して貰うべく、バイオレットの運転は市野さんにお願いし、再び3台態勢でニースまで、約50kmの移動です。

TOYOTA Ellipseの方々は快く場所や器具の提供をしてくださり、作業の合間にコーヒーまでいただきました。

市野さんにも作業を手伝っていただきながら、上記の作業を進めていきます。
無事作業を終えることはできましたが、17時近くになってしまいました。
昨年お世話になり、今回連絡をとったTOYOTA Ellipseのマネージャーさんは、実は別の場所へ転勤になっていたということが後ほどわかりました。それでもなおセッティングをしてくださったことには本当に感謝です。
サンレモの宿につくと、サポーターとしてお越しいただいた山下さんが到着されていました。山下さんには昨年度のモンテプロジェクトでもサポーターとしてお越しいただき、2年連続でご協力いただきました。

翌4日は、大会受付の日でした。ドライバーの方々と一緒に海の側の旧駅舎の受付へ向かいます。
各種書類、プレート、ゼッケンを受け取り、受付完了です。英語が話せる方があまりおらず、早くも苦戦しました。

無事早い時間に終わったので、この日はラリーコンピューターの調整に入ります。
SS区間の道は、もう競技車は立ち入り禁止になっているので、それ以外の道で、コマ図によりオフィシャルの定める距離と、ラリーコンピュータが察知するパルス数との補正を行います。
ここまでの2大会では、ラリーコンピュータ開発者の一人の黒岩がこの作業を担当しておりましたが、サンレモでは僕がひきつぎました。
走行する競技車の中で、ラリーコンピュータを扱いながら接続されたPCの画面からパルス数を読み取り記録するという作業は、少なくとも腕が3本は欲しいところでしたが、なんとか完了することができました。
トレノ、バイオレットの順でパルス数を記録したところで、夕方になってしまいました。
翌日はいよいよ走行が始まります。皆さんと夕食をご一緒し、そうそうにホテルに戻り、床につきました。。。。。。
と、言いたいところですが、そうも行きませんでした。
競技車のタイヤ交換、ゼッケンはり、車両内部の準備など、やることはまだまだたくさんあります。
あいにくの雨でしたので、地下駐車場の中での作業となりました。

車両に関することは今年度メンバーの大野さんと先生方にお任せし、僕はラリーコンピューターの調整に入ります。こんなことをしていますが、僕は情報系の専攻ではありません。作業をするとすぐにエラーが出ます。 笑
日本にいる開発者とスカイプで通話しながらの作業でした。
結局朝方までかかってしまいましたが、なんとか調節を終わらせることができました。

走行日の様子はまた次の記事で。
Posted at 2013/05/13 02:12:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車両製作 | 日記
2013年04月15日 イイね!

サンレモに向け整備

こんにちは、出江です

3/24にtoredembarra の宿に帰還してから、やるべきことは膨大でした。
特に重大なこととしては、

トレノの冷却水漏れの修理
バイオレットのデフの修理

熟練の技術と知識が必要で、東京大学のメンバーのみで立ち向かえることではありません。
3月初めに車両をベルギーに運んでから一度ご帰国なさった草加先生が、3月末に再び合流することになっており、先生を待つことになりました。
それまでは荷物の整理やオイル交換、ラリーコンピュータの改良などの作業に、分担してとりくみました。

ここでもう一つの問題となるのが、多くのものが帰国しなければならないということでした。
サンレモのラリーは今年は4月に開かれました。4月、そう、新学期が始まってしまいます。多くの者は日本にいなければなりません。

欧州に残るメンバーは、大学院生のため融通がきく大野さん、無理矢理融通を利かせた(笑)出江、それに講師の吉野さんと草加先生の4人となりました。
日本に帰った者たちが多くのPCによる作業や手配を請負い、出江と大野の二人が実働隊として車両の整備、現地での交渉などにあたりました。

バイオレットのデフはベルギー後の移動でたびたび異音がしており、問題となっていました。
移動の途中デフオイルを交換してみたところ、金属粉がでてきており、早急な対処が要求されました。

大野さんと吉野さんの二人で、限られた工具でなんとかデフを分解してみたところ、10円玉ほどのサイズの薄い輪っか状の金属片がでてきました。

デフの中のベアリングと、デフのケースの間の結合部が破損したようでした。
この時点で修理は断念され、草加先生がお持ちになるデフに交換することになりました。
29日に草加先生が合流し、デフの交換作業に取り組みます。これが終わればバイオレットはOKです。

続いて、あちこち補修してもなかなか収まらないトレノの冷却水漏れの問題です。
改めて冷却系に亀裂などが探してみますが、なかなか見つかりません。どんなに探しても見つかりません。これは、、、
エンジンの中に漏れている?
大変なことです。エンジンも交換しなければなりません。
替えのエンジンなんてどうやって用意するんだ、と思われるでしょうが、実は持ってきていたのです!


富山のネッツトヨタさんに提供していただいたトレノの替えエンジンです。この時は本当に救世主のように見えました。

30日にはサンレモでトレノのコドライバーをしてくださる永井さんも合流し、5人がかりでエンジン交換の作業に取り組みます。
永井さんには、大会前にちょっとトレノの調子を確認していただくぐらいの予定だったのですが、大変なことになってしまいました。

平行して、ラリーコンピュータについても確認していただきます。
東京大学メンバーの3人が開発してきたこのラリーコンピュータですが、皆帰国してしまったため、最後のソフトをハードに入れる作業、距離の補正をとる作業を僕が引き継ぎました。
操作性を確認していただき、ご指摘いただいた問題点を僕から日本の開発者に説明し、日本の開発者が改良し、また確認していただき、のループです。

この時期、ヨーロッパはイースター休暇にわいていました。torredembarraにも、リゾートを楽しみにきた人が多くいました。
この時期のこの辺りは本当にいいところです。
しかし、イースターも青い空も海も浜も僕たちには関係ありません。多くの店が閉まってしまっていることにこれまた苦労しながら作業を続け、なんとか出発前日にエンジン交換が完了しました。


翌日4/2からサンレモに向けて移動です。これについてはまた次の記事で。
Posted at 2013/04/15 18:26:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車両製作 | 日記
2013年03月25日 イイね!

ナビパネルとUSB充電ユニット

初めまして、東京大学の大野です。
このプロジェクトは3年目となりますが、実は1年目も私は活動していました。もう一回ヨーロッパでラリーがしたいと思いまして、再度プロジェクトに加わっています。

さて、今回は我がチームのスポンサーであります、超ハイクオリティ金属加工技術を誇る株式会社ナイトページャーさんに制作していただいたナビパネルとUSB充電ユニットをご紹介させてください。

ナビパネルとは、助手席側のダッシュボードに付いている、ラリー中のナビの仕事を行うための機器が装着されているパネルのことです。



今回は第一戦のラリーに間に合わせるために、超特急でパネルを制作していただきました。
本当に有り難うございます。



そしてナイトページャーさんにご提供いただきました、USB充電ユニットはトレノに1つ、バイオレットに1つ装着してあります。バイオレットは諸事情により、パネルに追加工が出来なかったために、パネル下部のスペースに特製治具を作って装着してあります。




トレノ、バイオレット共に比較のために、市販されているシガーソケットから充電を行うUSB充電ユニットを装着してあります。



さて、第一戦と第二戦を無事に完走できたわけですが、その背景にはナイトページャー製のUSB充電ユニット(http://www.night-pager.net/cn6/pg108.html)が欠かせませんでした。



私たちはNEXUS10(Google製のタブレット端末)に自作のラリーコンピュータアプリをインストールし、実際のラリーで使用しています。ただラリーコンピュータとしてNEXUS10をしようしていると使用電力が大変大きいために、市販されているUSBで充電しても数時間で充電が無くなります。
またNEXUS10の充電に必要な電流量が大きいために、市販のUSBでは充電できないことを多々ありました。

しかし、ナイトページャー製USBで充電したところ、一日中ラリーで使用してもなんとか最後まで充電がもつようになりました。(使用電力が大きいために、充電してもバッテリー容量は徐々に減っていってしまいますが、減る速度がかなり遅くなりました。)
もちろん充電が途中で途切れることはありませんでした。

時間があるときに、iPhone5でも充電を試みましたが、iPhone5も問題なく充電できました。

本当に有り難うございました。これからもよろしくお願いします。


私たちは第三戦のサンレモラリーに向けて、ヨーロッパを再縦断し、スペインのバルセロナに戻ってきました。
ここで最終整備を行い、4月4-6日のサンレモラリーに備えます。

これからも応援よろしくお願いいたします。
Posted at 2013/03/25 07:45:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車両製作 | クルマ
2012年12月13日 イイね!

イベントも終わり・・・

こんにちは宇治土公です。
船積みまでいよいよ残り僅かとなってまいりました。

リミットに向けて、車両の整備を急ピッチで進めています!
関東工大、東大、支援して下さる企業様の工場とバイオレットとトレノは転々としています。

東大の実験室にも、作業の跡が・・・



さて、まさにいま何をやっているかというと、
船積みする荷物を実験室から各所から見つけ出し、
ナンバリングし、梱包作業を行っています。



なんとこの荷物ナンバリングが252まであります。
梱包作業だけでも一苦労です。

さて、この荷物は全て12月中に積みこまれ、
バルセロナまで3か月の船旅をするのですが、
どんなものが含まれると思いますか?

もちろん、整備に使用する工具や予備の部品が大部分です。
ですが、中にはテントや炊飯器なんてものまで・・・ 笑



そんな雑務を、深夜まで黙々とこなしています・・・都甲が。
それを横目に僕はブログを書いているわけです。はいサボっててすみません 笑

週末には、積み込みまで終わらせたいところです!
それでは。
Posted at 2012/12/13 23:38:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車両製作 | 日記
2012年10月04日 イイね!

バイオレット、車検取得!+初心者運転日記

バイオレット、車検取得!+初心者運転日記こんにちは!

東京大学福リーダーの大久保です。

タイトルの通り、遂に!!

バイオレットの車検を取得いたしました!

めでたいです!
10月、11月の展示イベント参加、走行イベント参加(+試走)のために、関東工大の
みんなが昼夜問わず一生懸命修復作業をしてくれました。

そんな彼らの頑張りに、「本当にありがとう」の一言とともに・・・

「僕らも負けてはいられない!」

ですね!

燃えてきました!!
これから、僕たちはどんどんイベントに参加していきます。


僕たちを見かけたら、なんでもいいので声をかけてくれたらうれしいです!

クーポンではありませんが、「ブログを見た」と言ってもらえると更に嬉しいです!


さて、こんなプロジェクトの副リーダーをやっておきながら
9月12日に免許を取ったばかりという、とてつもない初心者です。

教習所の先生には「君、何か(カートとか)やってた?」と言わしめた実力(笑)ですが
公道においてはひよっこどころの騒ぎではありません。

特に東京の公道、恐ろしい限りです・・・。

色々機会があり、運転合宿もあり、とりあえず現時点では700kmくらい?運転しました!

これからどんどん車にはまっていきそうな予感です!

そして、なんと昨日の夜・・・

車両の移動でバイオレットを運転しました!




実はこれが教習所以来初のMT運転でした・・・(笑)

こうして、僕のMT運転記はPA11から始まるという、珍しく、ありがたいスタートを切りました。

これから協力して、本番に向けた改造&試走行を重ねていきたいと思います!



Posted at 2012/10/04 10:35:43 | コメント(0) | トラックバック(1) | 車両製作 | 日記

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東京大学と関東工業自動車学校の正式授業 "海外ヒストリックラリー参加プロジェクト2013" に取り組むTEAM SAMURAIです。 2013年に複数の国際ラ...
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