
GWの連休中に久々に廃虚探索に行ってきました。
向かった先は滋賀県木之本の山奥にある土倉鉱山跡です。
写真パシャパシャ撮りましたが目の前のそれはあまりにも偉大すぎて
わたすのスケールでは納めきれなかったです。
この鉱山は明治40年に鉱脈が発見され同43年に田中鉱業(株)が本格的に採掘開始。
土倉鉱山の始まりです。その後 朝鮮鉱業開発→日窒鉱業(株)と次々と買収合戦が勃発し、
結局日窒鉱業が最終まで操業、昭和40年に閉山しました。
もっと詳しく知りたい方は
ゴジラ
かつてここには土倉村なる村落が存在しましたがその後廃村になりいまは見る影もありません。
ではごゆるり^^

北陸道木之本ICから国道303を岐阜方面へ進めば鉱山跡への分岐を知らせる看板があります。
ココをブイ~ンって入ります。

未舗装の凸凹道を150mほど進むと鉱山跡が突然姿を現します。


二階へ上がります。上がるにはこんな斜面をよじ登っていきます。
アホでしょ(藁

先行者がかけてくれていたロープ。もしかけたのが性格の悪いひとだったら…. ((((;゚Д゚)))ガクブル

シックナーです。選炭作業時に出た排水の処理を行います

この鉄骨をココで切断した人はいまどこでどうしてるのでしょうか?

さてまたロッククライマーをがんばります^^

ココは結構余裕でした。

登りきって下見たら….ゲゲ 結構高いところまできててビックリ
ガチでクラックが怖い

この美しい錆びはちょっとやそっとの年月ではでまへん
歴史を感じます

こりゃまた美しい苔の壁。抹茶味です(うちょ

登れるとこまで登ったので降りることにします。
しかしこんとき問題発生! 降り方(ポイント)忘れて降りれん(アホ

降り際に見つけたタバコの空き箱。本来は腹立つとこですがなんかみたことないオシャレな銘柄なのでゆるす^^

見よ!このパルテノン神殿を思わせる素晴らしいデザインを!!

土倉鉱山跡の全体像っす。
最後の写真(錆びたボルトが突き刺さったヤツ)をいまみててふと思いうかんだもの
それは我が国を発展させようと過酷な労働条件の中で朝から晩まで死ぬ思いで働いていた人々の顔です。
閉山後すでに47年ほどたちます。もうこの頃のことを語れる方も少ないでしょう。
せめてこの鉱山跡はそんな時代の証人としてこれからも存在しつづけてほしいです。
<滋賀県木之本町>
Posted at 2011/05/15 10:00:50 | |
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廃墟 | 日記