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はまぐり。のブログ一覧

2011年05月23日 イイね!

Ruins in the sunshine. ~廃スタイルPhotograph~ 向之倉廃村 2


さて後編の始まりです。今回の廃村紀行のメイン物件へやってまいりました。


周りの塀は倒壊し、ただの門だけになってしまってます。

この物件は誰がつけたか「軍人の家」などと言われております。
かつてこの家のタンスに旧日本軍の軍服が吊ってあったことが名の由来です。
この廃村で現在なんとか形を留めている家屋はココぐらいです。

余談ですがこの家の門を良く見るとあることに気づく方もいることでしょう。
それは、あの「ホントにあった呪いのビデオ」っていう視聴者投稿の心霊体験ビデオにこの廃屋の門が写っていたからです。
確かココを訪れた人がビデオ回しててそこに何かが写ってるってノリだったと思いますが、わたしは心霊系は信じてないので特に感じるものはございません。
余談終了^^

では詳しくみていきましょう....っていってもいつ崩れてもおかしくないのでちょこっとだけですが。


朽ちかけてもなお美しさを放つ木造の立派な門。職人仕事です。



門をくぐってさて入ろうと思いきや、床が完全になくなってました。おまけに天井からは ミシ ハラハラ と砂が落ちてきて.....
ココは危険と察知したわたしは即座に望遠端で撮影.....ヘタレ


横手に回ってみましたが.......ココもだめか


ふと見上げると「水」の文字が。
前になんかで読んだのですが、むかしの人が一番恐れてたのは火事だったそうです。そこで縁起をかついで水って文字を書いたとか。








再び正面側に回ってみたが、う~ん よく見るとM字開脚みたいにくずれんぞコレ


ふと横を見ると敷地内に蔵を発見!中にふる~い新聞がありました。
さてココでクイズです!この新聞に載ってる人だ~れだ^^


昭和35年って。古すぎる。


ハンドクリーム50円。一冬50円。貨幣価値の違いなど廃虚探索ってこーゆう発見が面白いんですよ。


こりゃまた年季の入った革靴です。たぶん相当高価なものと思われます。


さて再度潜入をするべく母屋のほうへ向かいます。


この階段を登る勇気はいまのところはない。






やたらと樽が多いですね。おばあちゃん秘伝の漬物があったとみた。


下駄箱?だったかの上にマガジンが。表紙にはショコタン。2008年5月14日号。
ん!?探索したこの日が2011年5月14日だから.......おお!!3年前の今日来たヤツが置いてったのか。
つーか廃村でわざわざマガジン読む気が知れん。




相当物色されてますね。廃虚にあるものには触れないようにしましょう。




ここで煮炊きされてたご飯はさぞ美味しかったことでしょう。


さて軍人の家をあとにし、村一番立派だったとわたしが勝手に推測している蔵の紹介をいたします。


中を覗くと完全に抜けた天井から差し込む光が美しかったりして。


大関の文字が。むかしは酒ってこーゆう木箱に入ってたんですね。渋い!!


木箱ついでに先ほどの軍人の家の庭にもこんな木箱がころがってました。
ジャパニーズ スイート オレンジ。この頃はみかん(甘夏?)がまだ珍しかったんでしょうか。
なんかいちいちかっこいいな~。


本来ただの倉庫である建物にこの凝った窓。


この蔵から軍人の家へつづく小道にもかつて家屋があったであろう場所がありますが完全に崩れ去っています。


このポットも他の家屋跡で何度か見かけました。みな同じ商店で買ってたんでしょうな。
新品売ってたらほしいかも。


こりゃまた古い洗濯機。こんなの始めてみます。アンティーク好きの人にはたまらないでしょうね


冷蔵庫の扉が落ちてました。見ると.....東芝のロゴがひっきたいでした。すげ


誰もいなくなった村でも四季があれば花も咲く。



滋賀県にはここ以外にもいくつか廃村と言われてる場所がありますが、実際にはまだ住んでる人がいたり、たまに帰ってきて家屋の手入れをされてたりするようです。しかしこの向之倉は完全な廃村。
もう帰ってくる人はありません。


ふとこの村に人が生活してたときを想像してみた。
その中になぜか子供達の姿が出てこない。
廃村になる過程を物語ってるようでなんかせつなくなってきました。

この村もいつかすべてが草木にのみこまれ土に還る日がくるのでしょう。





<滋賀県多賀町> 2011 5・14











Posted at 2011/05/24 01:12:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 廃墟 | 日記
2011年05月23日 イイね!

Ruins in the sunshine. ~廃スタイルPhotograph~ 向之倉廃村


先日の土倉鉱山にひきつづき、またまた廃虚探索に行ってきました。
向かった先は向之倉(むかいのくら)廃村跡です。
滋賀県某所の人里離れた山奥にいまもひっそりと……..そんな感じの場所です。

前回の鉱山跡のとき同様、今回も単独潜入でしたが今回は少々の恐怖感を感じながらの探索でした。
いままで数多くの廃虚に潜入してきましたが、それらは潰れたラブホだとか旅館とかしょせんその建物一軒が無住なだけ。
しかし今回は周囲数キロ誰一人いない山奥の小さな集落に人間はわたし一人だけ。
まさに人っ子一人いないって表現がこれほどピタリとくることはそうはありません。

高速を降り国道から県道にのりかえて、山間のグネグネ道を走ると、予備知識がなければ通過してしまうような細い小道がみえてきます。そこをピュイって入ると、拷問のように細く険しく車が思わず後退しそうなほどの急坂を登ることになります。おまけに落石だらけ。
だんだん不安になってきて引き返そうかなって三度目に思ったところでやっと見えてきました。
前口上はこんくらいにして ではご覧いただきましょう^^


一番最初に見えてくる廃屋。この村落跡では一番原型をとどめてる建物です。
ここから少し進むとちょっと開けた場所になり、各家々に行くことが出来るのですが…….


気合を入れて進んだまず一発目の家屋は………..いきなりこれです。
このレンガ造りの物体以外は跡形もなく倒壊しておりました。


ふと足元みると、これなんでしょう。瓦の一部??


別の廃屋へ行こうと細い通路の先を見ると….ん!?


こりゃまた倒壊。完全に塞がれてて進めません。
しゃーなく木に捕まってよじ登りました。


そんであったのがこの建物です。見た感じからしてトイレ??
でも個人宅にしては大きすぎないか。


そんで覗き込むと……まさしくトイレでした。両サイドが大便用でした。


この直後ぐらいに目の前を何かがニュルル~~って動いたので見ると……巨大なヘビ!!
思わずでかい声でうわわ~~って叫んでしまった。ヘタレ全快(藁




やたらとトイレの多い村だ。


転がってた一升瓶の山。この村にはどの廃屋跡にも一升瓶の数が半端なかった。
やはり場所的に街が遠く娯楽は酒しかなかったのかしら?


かまどです。実はこの村のほとんどのかまどが同じ黒タイル造りでした。


横倒しになった冷蔵庫









巨木が倒れわたしの行く先をふさぎます。
ゆるさん!!ムムム~~~ 脱力…….. ちょこっと横周りして回避(アポ


しばらく進むとこりゃまた完全倒壊の家屋を発見。


そばを見るとやはり同じかまどを発見。
しかしこの場所にはでかい熊蜂がホバーリングしてて怖かった。



かろうじて原型をとどめた旧式の自転車。持ち主や何処へ?




その近くにあった家屋跡にもやはり一升瓶の山がありました。


プロパンガスも放置  こりゃあぶないなー


この廃村についてちょこっと調べてみた。
廃村となった時期は昭和45年ごろ。
元々この集落は製炭業を生業としていました。
村の大きな家々をみると、最盛期にはそれなりの収入になっていたようです。
しかし時代の移り変わりには逆らえません。エネルギー源はやがて木炭から石油、ガソリンへと変化していきます。
木炭売れないのなら不便な山奥にいてもしょうがない、と一人、また一人と若者は村を離れていったのでしょう。結果…..そして誰もいなくなった………….

なんだか寂しいですね。

さて、次はいよいよ今回のメイン物件である通称「軍人の家」に向かいます。

長くなったので一旦ココで切りますね。
続きは後編で

To be continued.
Posted at 2011/05/24 01:10:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃墟 | 日記
2011年05月15日 イイね!

Ruins in the sunshine. ~廃スタイルPhotograph~ 土倉鉱山跡

Ruins in the sunshine. ~廃スタイルPhotograph~ 土倉鉱山跡GWの連休中に久々に廃虚探索に行ってきました。

向かった先は滋賀県木之本の山奥にある土倉鉱山跡です。

写真パシャパシャ撮りましたが目の前のそれはあまりにも偉大すぎて

わたすのスケールでは納めきれなかったです。

この鉱山は明治40年に鉱脈が発見され同43年に田中鉱業(株)が本格的に採掘開始。
土倉鉱山の始まりです。その後 朝鮮鉱業開発→日窒鉱業(株)と次々と買収合戦が勃発し、
結局日窒鉱業が最終まで操業、昭和40年に閉山しました。
もっと詳しく知りたい方はゴジラ
かつてここには土倉村なる村落が存在しましたがその後廃村になりいまは見る影もありません。

ではごゆるり^^



北陸道木之本ICから国道303を岐阜方面へ進めば鉱山跡への分岐を知らせる看板があります。
ココをブイ~ンって入ります。


未舗装の凸凹道を150mほど進むと鉱山跡が突然姿を現します。




二階へ上がります。上がるにはこんな斜面をよじ登っていきます。
アホでしょ(藁


先行者がかけてくれていたロープ。もしかけたのが性格の悪いひとだったら…. ((((;゚Д゚)))ガクブル




シックナーです。選炭作業時に出た排水の処理を行います











この鉄骨をココで切断した人はいまどこでどうしてるのでしょうか?


さてまたロッククライマーをがんばります^^



ココは結構余裕でした。


登りきって下見たら….ゲゲ 結構高いところまできててビックリ
ガチでクラックが怖い


この美しい錆びはちょっとやそっとの年月ではでまへん
歴史を感じます




こりゃまた美しい苔の壁。抹茶味です(うちょ


登れるとこまで登ったので降りることにします。
しかしこんとき問題発生! 降り方(ポイント)忘れて降りれん(アホ


降り際に見つけたタバコの空き箱。本来は腹立つとこですがなんかみたことないオシャレな銘柄なのでゆるす^^








見よ!このパルテノン神殿を思わせる素晴らしいデザインを!!


土倉鉱山跡の全体像っす。







最後の写真(錆びたボルトが突き刺さったヤツ)をいまみててふと思いうかんだもの

それは我が国を発展させようと過酷な労働条件の中で朝から晩まで死ぬ思いで働いていた人々の顔です。

閉山後すでに47年ほどたちます。もうこの頃のことを語れる方も少ないでしょう。
せめてこの鉱山跡はそんな時代の証人としてこれからも存在しつづけてほしいです。

<滋賀県木之本町>
Posted at 2011/05/15 10:00:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | 廃墟 | 日記

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「夏よ 永遠に」
何シテル?   08/16 22:15
いや~ あっちゅいですねwww ヨロピコ^^
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