
プジョー306はフランスのプジョーが309の後継機として1990年から1992年にかけて設計し、1993から2002年にかけて生産した小型ファミリーカーである。306は長期にわたってプジョーの販売の中核であった。プジョーは306に多くの派生車を作り、また外観の変更もしたが、2001年に307へモデルチェンジした。カブリオレとエステートは引き続き2002まで販売された。生産台数は300万台。306シリーズは非常に競争力のある価格設定がなされた。
機械的には306より2年早くデビューしたシトロエンZXと同一である。両者は同じフロアパンとコア構造を使用している。306は双子のZXよりも成功した車だった。
ガソリンエンジンは1.1L、1.4L、1.6L、1.8L、2.0L。1997年には16バルブバージョンが1.8Lと2.0Lに登場した。ディーゼルエンジンは当初1.8Lのインタークーラーターボだったがすぐに1.9Lに置き換えられ、1999年に2.0リットルのコモンレール式直噴ディーゼルに置き換えられた。
306のデザインは、1976年にリリースされたルノー14に触発されている。ルノー14は70年代としてはあまりにもモダンなデザインだったが、この「洋ナシ形」のデザインはコンパクトセダンのベンチマークとして1980年代から1990年を通じて使用された。
306は進化を続け、オイル交換の時期は当初の7500kmごとから3万kmごとに伸び、タイミングベルトの交換時期も5年8万kmごとから10年16万kmごとに伸びている。
1993年の初期バージョンと2002年の後期モデルは異なるモデルと思われる事がある。
★プジョー306カブリオレ★
プジョーが1994年3月から2002年まで販売した。設計と製造は有名なイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナに委託された。生産台数は77500台。
フェーズ1 (E-N3C)
1994年から1997年まで販売された。主にフロントの長方形のフォグランプが特徴である。トランクのリリースボタンは長方形でプジョーのロゴは無い。
フェーズ2(E-N5C、GF-N5C)
1997年から2000年9月まで販売された。基本的な形状は同じままだが、ライト、グリルとバンパーはより丸みを帯び、プジョー406で確立したデザインに刷新された。トランクには、プジョーのロゴが登場した。
1998年12月までは車両形式がE-N5CでありオートマチックミッションはZFを搭載、それ以降はオートマチックミッションがAL4に換装されて車両形式もGF-N5Cに変更になっている。
フェーズ3(GF-N5C)
2000年9月から2002年の生産中止まで販売された。ヘッドライトにクリアレンズを採用し、より快適性を強化された仕上がりになった。
306カブリオレのエンジンは1.6L、1.8L、2.0Lの3つのエンジンが用意された。
1.6Lはフェーズ1~2が90hp、フェーズ3が100hp。
1.8L8バルブ(フェーズ1)は103hp、16バルブ(フェーズ2&3)は112hp。
2 L8バルブ(フェーズ1)は123hp、2 L16バルブ(フェーズ2&3)は135hp。
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306 | クルマ
Posted at
2012/07/13 02:20:47