フランスのド田舎にあるプジョーの博物館「Musee Peugeot」。自動車の世界では中小メーカーであり、高級車やスポーツカーのような華やかなクルマを持たないプジョーは、どちらかというと地味な企業です。しかし、プジョーのオーナーにとってはここは聖地。この博物館は「地球の歩き方」に載っていませんので、旅慣れてない方にも分かるように、公共交通機関での行き方をここに残しておきます。
まずは日本からのフライト。EU圏に行く最も安いチケットは直行便、経由便ともにパリまたはフランクフルト行きのものになります。そこからプジョー博物館があるモンベリアール(Montbeliard)を目指します。
プジョーの本社工場はソショーですが、工場の半分はモンベリアールにあり、直近の駅の名前もモンベリアールです。
まず目指すはベルフォール・モンベリアールTGV(Belfort-Montbeliard TGV)駅です。この駅はTGV専用の駅で、ローカル列車は通りません。フランスのパリからなら乗り換え無しで行けます。ドイツのフランクフルトからならICEでバーゼル(Basel スイス)まで行ってTGVに乗り換えます。
バーゼル~ベルフォール・モンベリアールTGV間はフランス国鉄(SNCF)のネット早割で23ユーロくらいです。しかし当日だと60ユーロくらいになりますので、当日ならバーゼルから途中のミュルーズ(MULHOUSE)まで快速で行って、そこからTGVに乗ると20ユーロくらいで行けます。
ベルフォール・モンベリアールTGV駅に着くとモンベリアール駅行きのバスに乗りましょう。駅を出た所のバス停に「Montbeliard」と表示されたバスが停まっています。TGVの到着に合わせて運行されているようで、列車到着の10分後に発車となります。お値段2~3ユーロです(安過ぎて記憶があいまい)。
さて、ベルフォール・モンベリアール駅の周りには何もありません。日本の北海道新幹線の駅、津軽今別や新函館北斗みたいな感じです。「ベルフォールは大きめな都市だけど、モンベリアールはプジョーの本社があるし、困ったな。よし、中間の畑の中に駅を作っちゃえ!土地代も安いし工事も簡単だしね!!」みたいなノリで作られたような駅です。
TGV駅を出たバスは高速道路に乗ります。そのうち右側にはプジョーの工場が見えてきます。バスはまずPSA本社工場の正門前に寄ってから、モンベリアール駅に到着します。
ここはモンベリアール駅。となり町のソショーと合わせてプジョーの本拠地で、ここからバスで10分ほどの所に「Musee Peugeot」があるのです。次回はここから博物館への行き方を書こうと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/01/09 23:51:43