
「GRANDRIVE」と言われてもどこのことなのか、なんのことなのか、ご存じなのは、ごくわずかなのではないでしょうか。
横浜から横須賀に入ったところにある日産自動車追浜工場の一角にある施設なのです。
その昔は、日産車開発のテストコースとして作られたところらしいですが、今は一般の方でも走れるようなコースに改修されています。
一周3.77kmで、その周回路に1.7kmの直線、傾斜45度のバンク、アップダウンS字コーナー、首都高段差を模した道、不整路、うねり路などが作られています。
矢沢永吉さんの
「自動ブレーキ標準装備」のCMは、ここで撮影されたということです。
先週、この場所で行われた「日産車に搭載されている先進技術体験および日産車試乗会」に参加してきました。
朝9:00に現地集合で、10数組の方々が参加されていました。
さて、最初は、日産車の試乗です。
今日の試乗車は、リーフ、シーマ、エルグランド、ジューク、フェアレディZ、スカイラインです。
これらのクルマを、とっかえひっかえ乗り換えて、周回路を1周半ごと運転します。
コースに出るといきなり、「100km/hまで加速して全開加速を楽しんでください」から始まります。
傾斜バンクは走らせてもらえないですけど、アップダウンS字コーナーや不正路などを走って行きます。
こんなに短時間にいろいろな車を乗り換えて走ったというのは初めてでしたけれど、加速性能、エンジン音(エンジンにないクルマも含めて)、サスペンション性能や車体剛性の違いなどを体感することができました。
最初に乗ったリーフの静かな加速が思ったよりも早かったですね。
でもやっぱり加速と言えばフェアレディZでした。内緒ですけど3速で1●0km/hまでひっぱいちゃいました。いやー気持ち良かった。
シーマはどっしり感と大船のような余裕あるサスペンションが高級車という感じでした。
ジュークが意外にも車体剛性がしっかりしていましたね。欧州で売れている理由もわかりました。
スカイラインは、3.5L+ハイブリッドで早かったけれど、アクセルワークがやや神経質な感じ。
次は、エマージェンシーブレーキの体験です。
これは、スタッフさんが運転して、私たちは助手席に座って体験するものです。
今までも、他のイベントなどで、メルセデスやスバルの体験をしたことがあるので、まあだいたい同じようなものだと思っていました。
ぶつからずに止まるという点では、同じでも、このデモカーは、シートベルトを巻き上げて身体が前に飛ばされないようにする機能が付いていました。運転車には、ハンドルに事前に振動を与えたりしているそうです。
次は、なんとGT-R試乗です。
これも、スタッフさんが運転して、私たちは助手席に座っての体験です。
「じゃあ、行きますよ」と言われた瞬間に、強烈な加速! なのに安定してる!あっという間に100km/hオーバー。
「このまま、傾斜バンクに突っ込むのか!?」と思いましたが、そこは手前で減速して進入。
この傾斜バンクも初体験でしたが、凄いですねー! なにこの景色は!? 右は青空、左はコンクリート。 一瞬でしたが、これは面白かった。なかなか体験できない貴重な経験でした。
次は、インテリジェント・パーキングアシストの体験です。
日産のは、ブレーキ操作とシフトレバー操作(DとR)を人間がやれば、駐車場の真ん中にバックで車を停めてくれるというもの。
うちの隣の車に装着してやりたいです。
次は、横滑り防止装置など(VDC)の体験です。
タイルを敷き詰めた道に散水して低ミュー道路を作り、そこにパイロンを立ててクランク走行します。
先ずは、スタッフさんが、VDCをOFFにしてスタートです。
車がFRだったこともあり、回る廻る1.5回転。
次は、スタッフさんが、VDCをONにしてスタートです。
ゴゴゴゴッと制動音がしながらも、ちょっとお尻が振られる程度でパイロンにぶつかることなく走行しました。
では、次は私の運転です。
助手席に座ったスタッフが「アクセルは、ベタ踏みでお願いしますネ!」
『え~、ベタ踏みですか!!!』
よし、やってやりましょう!ベタ踏み!
ゴゴゴゴッと制動音はしますが、車はゆっくりとしか進みません。
ハンドル操作にも、暴れることなく、パイロンを避けて行ってくれました。
お~、制動技術、恐るべし!
ここで、クエッションです。
日本車には搭載が義務付けられた、この横滑り防止装置ですが、必ずOFFするスイッチが付いています。こんなに安全に寄与する機能なのに、どうしてわざわざOFFにするスイッチが付いているのでしょうか?
ということで、3時間ちょっとの体験メニューは、無事に楽しく終了しました。
ありがとう、日産!
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2016/02/07 22:19:58