2022年05月12日
明日は、5月限のSQ日ですが、追証きました。。。。
> 平素は格別のご高配を賜わり、厚く御礼申し上げます。
>
> 「先物・オプション取引口座」において、証拠金不足が2022/05/12に発生い
> たしました。
> 2022/05/13 15:30までに、下記「必要入金額」を、証券総合口座から
> 先物・オプション取引証拠金へ「当日扱い」にてお振替をお願いいたします。
>
> ■必要入金額:●,●●●,●●●円
>
Posted at 2022/05/12 20:54:32 | |
トラックバック(0) | 日記
2022年05月06日
昨年の11月末に、日産オーラnismoを注文し、5か月以上経過したが、未だ納車の目途が立たずにいる。「半導体不足により生産が遅れている」と、ディーラー担当者から説明されている。
オーラnismoはすでに受注停止中であり、素のオーラも遂に受注停止になってしまったようだ。
「半導体不足」と言われ続けて久しく、今だに解決しないのかと不思議に思っていたところ、その辺りを説明した記事を見つけたので、要約・解説してみた。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69997
(1) 第1期半導体不足
2020年3月に新型コロナウイルスのパンデミックが認知され、景気後退による自動車の販売低下が見込まれたため、自動車会社は余剰在庫を避けるべく生産台数の調整を行った。
自動車業界はトヨタに代表されるジャスト・イン・タイムによる部品調達を行っているため、自動車生産台数の調整は、部品の生産数の調整に連鎖する。
トヨタを例にとると次のようになる。
トヨタ → デンソー : 車載部品の発注キャンセル
デンソー → ルネサス : 車載半導体の発注キャンセル
ルネサス → 台湾TSMC : 半導体の生産委託のキャンセル
他方、コロナ禍の蔓延が、世界の人々の生活スタイルを変化させた。
つまり、テレワークやネット会議、ネットショッピングやTVゲームなどの拡大である。
これにより、PCや通信機器などの高性能デジタル半導体を必要とする機器の需要が増え、台湾TSMCなどの半導体製造会社は、需要がない車載用半導体の製造ラインを、需要のある高性能デジタル半導体のラインに切り替えていった。
その後、世界各国の過去に類を見ない規模の金融緩和により、想定外にも景気が急回復を見せ、自動車の需要も徐々に回復するに至った。
が、すでに生産ラインのない車載用半導体は、在庫を食いつぶしたあとは、供給が停止し、自動車業界に必要な車載半導体が不足してしまったのである。
これが、「第1期半導体不足」である。
だが、政府・業界の要請と、台湾TSMCなどの半導体製造会社の努力により、生産を再開し、2021年の前半で「第1期半導体不足」ほぼ解消することになる。
(2) 第2期半導体不足
コロナ禍に並行して、世の中には脱炭素化という流れもある。
コロナ禍による半導体不足には打ち勝ったが、脱炭素化による半導体不足が露見してきたのである。
脱炭素化を自動車業界に当てはめるとEV化である。さらに、自動運転やコネクト化という流れも並行して加速度を上げて走っている。
この流れに対応する半導体が不足してきたのである。
PCや通信機器に利用している高性能デジタル半導体を流用するとか増産すればいいんじゃない?と思われるが、そう簡単にはいかないらしい。
必要な半導体は、高性能デジタル半導体ではなく、レガシーなアナログ&パワー半導体なのだそうだ。
EVや自動運転を実現しようとすると、必要な半導体の種類と数が増大するだけでなく、さまざまなセンサーからのアナログ情報を処理する必要があるためアナログデータを処理できるアナログ半導体や、大きな電圧や電流を扱え、モータや照明などの制御や電力の変換を行うパワー半導体がより多く必要になってくるのである。
では、また業界で要請して増産してもらっては?と思われるが、これまた供給量を飛躍的に拡大することができない事情があるらしい。
半導体チップは、ウエハーと呼ばれるシリコン(ケイ素)などの結晶でできた円形の薄い板(穴の開いていないCDみたいなものをイメージしていただければ良いと思います)の上に作成される。
その作成方法については、日々技術革新が行われ、集積密度の向上が行われてきた。集積密度が高くなるとともに使用するウエハーの直径が8インチから12インチへと拡大していき、現在製造されている半導体製造装置は12インチ用がほとんどなのである。
ところが、車載用で半導体不足となっているレガシーなアナログ&パワー半導体の多くが8インチの半導体工場で生産されていて、12インチの半導体工場で製造するのは相当難しい。
その結果、車載用で不足している半導体の生産を急拡大することができないという。
これが、「第2期半導体不足」であり、構造的問題がゆえに話は深刻である。
さらに、今度は、中国のロックダウンにより、貴重な8インチの半導体工場が稼働していないというから、事態はさらに深刻化している。
日本経済新聞に「半導体不足の長期化などにより、トヨタとダイハツ工業がGW中はもちろんGW明けもクルマの生産を停止する」という記事が掲載された。
また、米インテルのパット・ゲルシンガーCEOが4月28日の決算発表会で、「生産能力や生産設備の制約により、半導体不足は少なくとも2024年まで続く」と述べたという記事も掲載されている。
自動車業界の景気はしばらく停滞しそうである。
一方、イーロン・マスク率いるテスラ社ではこのような話は聞いたことがない。
操業が最近であるがゆえに最初から12インチウエハーの半導体を採用しているからなのだろうか。
いずれにせよ、ノートnismoの納期は、まだ当面の間、お預け状態となるということだけは確かのようだ。
Posted at 2022/05/07 11:40:48 | |
トラックバック(0) | 日記