2021年10月26日
1980年初頭からドイツでマツダ車を販売、今では大きなマツダディラーを3店舗もっておられるフライ一家のことはRX-7ファンの方々にもお伝えしておきたい。
日本におけるコスモオーナーズクラブの会合に参加されたヴァルター・フライ氏が、ヨーロッパでの「コスモスポーツ国際ミーティング」を提案され、2009年8月、日本からの14台のコスモスポーツが南ドイツのアウグスブルクに集結した。
私にも声をかけていただき、コスモスポーツオーナーズクラブのグループツアーに加わった。
欧州内から集まった5台と合わせて19台のコスモスポーツを連ねて、かつてバンケル研究所があったリンダウ往復や、ノイシュバンシュタイン城往復など、ロマンチック街道を満喫する1週間に及ぶ素晴らしいイベントをフライ氏が一家をあげてサポートしてくれた。
幸い1台も不具合を起こさずに全イベントを終了できたことはこの上なくうれしかった。
加えて日本から持ち込んだコスモスポーツは簡単にライセンスプレートを装着して公道走行ができ、終了時にはそのプレートを記念品として持ち帰っても良い、というドイツの旧車に対する愛情に満ちたルールを本当にうらやましく思った。
ぜひとも紹介しておきいたいのはフライ一家のRE車コレクションだ。
2009年時点ではREを搭載したマイクロバス(パークウェイ)を除くすべてのRE車を中心とした100台を超えるコレクションを自宅の車庫などに納められていた。
(初代RX-7は4台もあった)その後コスモスポーツオーナーズメンバーの尽力によりパークウェイが見つかり、フライさんのコレクションに追加されたため、今ではすべてのRE車がそろったことになる。
フライ一家はその後アウグスブルク市内にある路面電車の車庫の跡地を入手してコレクションを一般公開できるよう準備を進め、2017年5月に公開された。
2015年春二人の息子さん(ヨアヒム&マーカス・フライ氏)が広島でのマツダの会議に出席された帰路、ぜひとも山本健一氏にお会いしたいとの相談をいただき、お二人をお連れして川崎市にお住まいでまだお元気だった山本健一氏にお会いすることができたが、息子さんはもちろん、山本健一氏にも大変喜んでいただけた。
RX-7(FD)開発の足跡と背景 小早川隆治 三樹書房 より転載
Posted at 2021/10/26 21:46:09 |
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庄助『お知らせ』 | 日記