ベロフHIDフォグの光軸調整
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
以下の作業は自分の備忘録として,経過も含めてブログ風に記録しています。方法のみを知りたいかたは,最初の3つの記事を飛ばして,4つめからご覧下さい。
グチを聞いてやろうという方は,つづけてお読み下さい。
なお,記載内容には誤りや思い込みが含まれている可能性があり,必ずしも正しい方法ではないかも知れません。
*
ベロフHIDフォグの取り付け説明書には,取り付け後に光軸調整するようにとあるが,肝心の調整方法の記載がない。
取り付け後に点灯確認したところ,むしろ,手前側(運転席からの死角)を照らしていて,下向きすぎるようにも思える。
光軸調整はもちろん車が水平な写真の状態で行う必要がある。インプレッサにもとからついているフォグライト(PSX24W)の光軸調整は下から光軸調整ネジを回して行うので,フロント側の2個のクリップを外してできるはず(ネジと後ろ側のタイヤハウス角のクリップ1個は外す必要がない)と思って,クリップ2個をとって,アンダーカバーをめくって調整しようとした←これは間違い。
2
中を下からのぞくと,写真のように,フォグ背面下部車両内側寄りの黄色○の部分が角度調整ネジと思われるが,クラウンギヤが,フォグ本体に噛んでいて,調整ネジを動かすのは難しいようなかんじ。
このクラウンギヤを後ろにずらした後に,指でつまんで回転させ,その後に,クラウンギヤを前に戻して噛み合わせ,角度が変わらないような構造と思った(←これも間違い)のだけれど,ひっぱっても後ろにずれないし,本体の2本のつめの間を押したら後ろに出るか?と思ったけれど,うんともすんとも言わない。
結局,この日は角度調整をあきらめて,翌月曜日にベロフに電話して光軸調整方法を聞くことに。
3
月曜日の仕事の合間に,ベロフに電話して,買った商品と使用車種を言った後,光軸調整の仕方が分からないので,光軸調整の仕方の資料をFAXして欲しいというと,
(ベロフのおねえさん)光軸調整の仕方を書いた資料はありません。光軸調整はネジをまわせばできます。
(私)ネジをまわそうとしましたが,歯車が噛んでいるようで固くて簡単に動きません。どうしたらロックがはずれますか?
(ベロフ)ネジと歯車は一体です。車にとりつけた状態では,光軸調整できないので,はずしてして調整して下さい。
(私)取り付け説明書には,装着後に光軸調整するように書いてあるし,車にとりつけた状態でないと光軸調整にならないのではないですか?
(ベロフ)ちょっとお待ち下さい(汗)。
<こちらを待たせて,どこぞに長々と電話>
(ベロフ)技術のものから折り返しお電話します。←最初から技術につなげ。
(私)電話で説明きいても分からないので,手書きでよいので,光軸調整の仕方の絵を書いてFAXして下さい(プンプン)。
電話切ってしばらく考えた。
インプレッサ純正フォグの光軸調整は車体の下から,ダイアルを回す。
みんからでフォグの調整の仕方を調べたら,ベロフの光軸合わせの方法が無かった(というか,自分でつけたという記事も86,BRZ探したけど皆無)。インサイトだったかの調整の仕方の整備手帳では,車体の下から調整ネジをまわすと書いているひとが。
ベロフのフォグの場合は,調整ネジは,下向きでなく後ろ向き。つまり車体後部から調整するような仕様で,手で回せるのなら良いけど,ドライバーで調整するなら,角度を90度変換する(下から垂直軸を回すと,水平軸が回転する)特殊なドライバーが必要なのだけれど,特に,左側はウォッシャーがあって,困難を極める。
そこで,よーく考えたら,このフォグは,86,BRZ用なので,車高下げている車も多いので,下から調整するのでなく,後ろ,つまり,タイヤハウスのカバーをめくって,フォグの真後ろからドライバーを入れて調整するようになっていると考える方が自然だし,取り付け説明書も切れたランプの交換方法と一緒で,ハンドル切って,タイヤハウスからしろと書いてある(下側からする方法も書いてある。また,タイヤハウスからだと,ハンドル切るよりタイヤ外す方がやりやすい(^_^;)とか書いてあるし)。
その日の夜,ベロフからファックスきたけど,写真をつけて送ってきて,写真は黒くつぶれて見えなくて意味がない(だから手書きで図を送れといったのに)。
しようがないので,この整備手帳の2番目の写真を手書きでイラストにしてベロフに,写真をファックスで送っても,つぶれて見えないので,写真送るならメールで送れと,こちらのメールアドレス書いて火曜日に送った。
その後,木曜日まで,連絡がなかったけれど,メールに添付されていた写真見ると,下から見たところでは,クラウンギヤとフォグのつめが,
WWWWW
I I
↑
見る方向
のように噛んでいるように見えるが,つめとギヤの間にはすきまがあり,力をいれてネジを回せば回るよう。
しかし,回答のメールには隙間があるはずと書いてあるだけで,かんじんの調整方法,つまり,ネジをどちらに回せば,光軸はどちらをむくとかの記述は一切ない。
しようがないので,以下に,ベロフに代わって,光軸調整の仕方を書きます(ながながとグチをお聞きいただきありがとうございます)
4
ベロフフォグランプの光軸調整の方法
===============================
準備するもの:
1.ロングシャフトの+ドライバー
2.クリップ外し用の-ドライバー
調整の仕方
1.車を水平な状態にします。
2.ハンドルを左右どちらかいっぱいに切ります。
3.例えばハンドルを右にいっぱい切ったときは左のタイヤハウス前側のクリップを外し,カバーをめくって,フォグランプの方を見ると,フォグランプ背面の下寄側に+ネジが見えます。これが角度調整ネジです。
写真は,車両を下から見たところです。
4.写真の↓のようにタイヤハウスから,ロングシャフトの+ドライバーを入れて角度調整ネジを回します。
角度調整ネジを後ろから見て,
=> 時計方向に回すと,光軸が上向きます*。
=> 反時計方向に回すと,光軸が下向きます*。
*ベロフから結局,どちらに回すと,光軸がどちら向くか連絡が無かったので,自分でした作業の記憶にもとづいて書いてますが,メモとらなかったのでひょっとすると反対かも知れません。クラウンギヤの上側で角度調整シャフトに噛み合うなら,上の方法で良いはずです。
**フォグランプは,上方向にもある程度の配光があります(この後の写真参照)。フォグランプのカットライン(ロービームほど明確でない)が水平より下になるように光軸調整します(フォグは悪天時に点灯するのですが,それでも対向車や前走車に迷惑をかけないように配慮)。
5
調整後に交通量の少ない山道に行って点灯状況を確認しました。
CARーDVR(インプレッサは助手席側のフロントガラス上部,アイサイトカメラの隣で,運転手がチェックできないので,ちょっと上向いてます。フロントガラスにナビの画面が写り込んでいるけどアイサイトは大丈夫か)の写真と動画を示します。
この写真は,ロービームのみです。
6
ロービーム+フォグランプ点灯です。
もう少し上までフォグランプの光軸を上げられるようなかんじですが,この状態で良しとします。
フォグランプは足元だけでなく,上側にも配光があるので,道路標識の柱や,路側の樹木などのインフォメーションがあります。
ちなみに,もとからついていた,PSX24Wのフォグランプでは,ライトを点灯してもロービームとなんら変わりません(ただの車幅灯です。晴天時にフォグランプをつける周りの車の空気が読めないドライバーが増えているので,道路の平和を守るためのスバルの良心ですかね)。
ストリームのハロゲンフォグは,ランプハウスが楕円形で,より左右手前に拡がった配光です。
インプレッサのフォグは丸形なので,楕円形のフォグと違って左右の配光が少なく,その分上の方の配光が多いような気がするけど,上を照らしてもしょうがないと思うが。
7
動画の説明:
前半は,LOビーム+FOGです。
丸型のFOGなので,照射範囲も懐中電灯で前を照らしているようなかんじで,足元左右の照射角度が狭く,急カーブなどではあまり役に立ちません。ストリームの横長楕円形のFOGの方が実用的です。その分,頭の上の木とか照らしていますが,意味ないです。
LOビームはカットラインで明確に照射範囲を区別しているのに対して,FOGは上の方にもある程度の配光があるので,左右の樹木や上方の木の状態まである程度分かります。
FOGのメインビームはLOビームより手前にしてあります。
20:34:29にHIビーム(1ヶ月点検で調整済み)に変えて走行しています。高速の下のトンネルを抜ける手前~トンネル内のヘッドライトの照射パターンと対向車が来てLOビームに変えたときの照射パターンの違いと,FOGの黄色い照射パターンに注目。
国道に出てFOGは消灯し,LOビームのみで終わりです。
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