スプラウトが150,000キロを走った。
そろそろだな、とは思ってたけど
キリ番を写真に収めようって意気込みはなくって。
でもちょっとは気になってて。
そうゆう、微妙な感覚の結果がこれ。
うーん、微妙。
でも、人はなぜキリ番が好きなのかな。
同じ数字が並ぶ連番も好きだな。
等間隔だったり、論理的だったりするのが心地いいのかね。
そんなこんなを考えながら、夜の空港を撮りに行った。
15万キロなんて距離、あっつー間に消化してしまう乗り物が
集っております。
宝石箱をひっくり返したみたいにキレイ。
でもキラキラ輝いてるのは、ヒトの技術の結晶。論理のかたまり。
RICOH GR
およそ生き物のなかで、ロジックなことを好むのは
ヒトだけなんじゃないか、って思ってたんだけど
どうやらそうじゃないらしい。
たとえば蝶。
ある種の蝶は、メスがオスを選ぶ際の基準が
その大きさや模様の美しさではなく
シンメトリーであるかどうか、なんだって。
ロジカルですね。
なので、人がキリ番が好きなのは
さんすうとか、形而下学的思考ができるからっつーよりは
もっと、原始の脳の感覚によるのかもね。
なーんて、思ったり。
RICOH GR
それにしても、じゅうごまんキロですよ。
地球は1周して4万キロぽっちですから。
赤の広場や、天安門広場や皇居前広場なんかを
3回は通ったことになる。じき4回目。
もしかしたら地球って大したことないのかもよ。
だけど、15万キロも、いったいどこから離れたのか。
15万キロ分、いったいどこに近づいたのか。
それだけは、ちょっと気になる。
RICOH GR
空港を見渡す公園には、意外と人がいて
まあ、ほとんどが"つがい"ですよ。
生まれたところから遠ざかる飛行機に、ふたりの想いを重ねたりして
みんななんかいいかんじ。
ふたりの距離も、キロなんて単位じゃなくて
センチですから。
RICOH GR
こっちは逆に、ちょっと頑張って距離をとった人がいて
もういい加減離れたよなって思ってたんだけど
こんど所用で会っちゃうみたい。
何百キロぐらい離れたか知れないけど
ブラインドコーナーの先には
小さな交差点があったりするから人生は分からない。
道なりに生きてると尚更だ。
RICOH GR
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♪ 生まれたところを遠く離れて 浜田省吾
Posted at 2014/06/12 00:06:39 | |
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