松根東洋城・大洲旧居（大洲市）

松根東洋城（まつねとうようじょう）は正岡子規没後の日本俳壇の中で、高浜虚子、河東碧梧桐と並ぶ俳人です。
東洋城は本名を松根豊次郎といい、明治11（1878）年2月25日、東京の築地に幕末の宇和島藩城代家老松根図書の長男松根権六を父に、宇和島藩主伊達宗城の次女敏子を母に長男として生まれました。
明治23（1890）年10月に父権六が大洲区裁判所判事として大洲に赴任するにあたって東洋城も大洲尋常高等小学校に転校してきました。当時、この屋敷が裁判官判事の宿舎で明治31（1898）年10月に権六が退官するまで約八年間この地で過ごしました。
なお、ここの家屋は明治2（1869）年4月、大洲城二の丸金櫓跡に建てられたもので、江戸時代末期の武家屋敷の遺構が一部残されています。

大洲城天守閣・市民会館駐車場の近くにあります。

Photo Canon EOS 30D
H18.11.11
住所: 大洲市大洲