平等院(宇治市)
世界遺産・平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)
2007年01月28日
平等院は山号を朝日山、藤原氏ゆかりの寺院です。
藤原道長の別荘宇治殿を永承7(1052)年、子の藤原頼道が明尊を開山とし、寺にしました。創建時の本堂は、鳳凰堂の北方、宇治川の岸辺近くにあり大日如来を本尊としていましたが、翌天喜元(1053)年翌年に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立されました。
平等院は源平合戦や、南北朝の戦いなど戦火に見舞われましたが、鳳凰堂は奇跡的に焼失を免れ、現在も創建当時の姿を保っています。
現在の平等院は、天台宗系の最勝院、浄土宗の浄土院という2つの寺院(共に鳳凰堂の西側にある)が共同で管理しています。浄土院は明応年間(1492〜1501)、最勝院は承応3(1654)年の創始で、天和元(1681)年、寺社奉行の裁定によ浄土・天台両宗の共同管理となりました。
平成6(1994)年、平等院は「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
近年では、国宝阿弥陀如来坐像並びに国宝天蓋は平成16(2004)年から平成19(2007)年まで平成大修理が行われました。
平成24(2012)年、鳳凰堂の塗り直しや屋根の修復工事の修理が始まり、平成26(2014)年、鳳凰堂中堂と両翼廊の修理が完了し、鳳凰は金箔に、扉や柱を赤茶色の顔料「丹土」に塗られるなど平安時代の色調で復元されました。
10円硬貨には鳳凰堂が、10000円紙幣にも鳳凰堂の屋根上に飾られている鳳凰がデザインされているなど日本人にとってなじみの深い建築物です。
拝観時間 8:30~17:30 (入園受付 15分前まで)
拝観料(平等院ミュージアム鳳翔館と共通)
大人600円、中・高校生400円、小人300円
鳳凰堂 内部拝観(300円)
H19.1.27
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.7.12(写真差し替え)
住所: 京都府宇治市宇治蓮華116
関連リンク
タグ
地図
関連情報