大楠公戦跡碑〔打出浜古戦場〕（芦屋市）

建武2（1335）年足利尊氏は、箱根・竹ノ下の戦いに勝利し、鎌倉から京都を攻略し、ますが、建武3／延元元（1336）年1月、楠木正成・新田義貞・北畠顕家の連合軍に敗れ、京都から丹波路を敗走します。その後、2月には西宮・打出に布陣した足利尊氏軍と、 楠木正成・新田義貞・北畠顕家の連合軍が戦いました。この戦いで、足利尊氏は敗れ、九州に敗走します。
その後、九州で力を蓄えた尊氏は、多々良浜の戦いで菊池武敏に勝利し、再び京都を目指して進撃し、湊川の戦いで新田義貞と楠木正成に勝利します。
正平6／観応2（1351）年にも観応の擾乱でこの打出浜では足利尊氏、直義兄弟の戦いの場となり、直義が勝利します。
ここ芦屋市の大楠公戦跡碑は打出浜の戦いを記念し建てられました。国道2号線沿いにあります。ちなみにこの石碑がある場所は「芦屋市楠町」といいます。

Photo Ricoh Caplio R3
H19.4.20
住所: 兵庫県芦屋市楠町