白石城(白石市)
江戸時代、仙台藩の重臣片倉氏の居城だった白石城
2007年07月03日
白石城は、寛治2(1088)年後三年の役で戦功を成した刈田左兵衛尉経元が白石の地に賜り、刈田氏と称してここに築城したのが始まりといわれています。その後子孫である白石氏がこの地を治めていました。戦国時代、白石氏は伊達氏の傘下に入り、特に白石宗実の時は伊達政宗に従い各地で戦功を上げました。天正19(1591)年豊臣秀吉は、伊達氏の支配下にあったこの地方を没収し、会津若松城とともに蒲生氏郷に与えました。
蒲生氏の家臣、蒲生源左衛門郷成は白石城を大改修し、城主となりました。
慶長3(1598)年上杉領となるや上杉氏家臣、甘糟備後守清長は白石城の再構築を行い居城としました。
慶長5(1600)年関ヶ原合戦の直前、伊達政宗は白石城を攻略し、恩賞としてこの地方は再び伊達領となりました。政宗の重臣片倉小十郎景綱によって大改修がなされ以後、元和の一国一城令の例外として明治維新までの二百六十余年間片倉氏の居城となりました。明治維新後、城は破脚されましたが、平成7(1995)年5月、市民運動などにより天守などが木造で復元されました。
平成23(2011)年3月11日の東日本大震災では、壁の崩落などの被害がありましたが、平成24(2012)年5月から9月まで復旧工事が行われました。しかし、令和3(2021)年、令和4(2022)年の福島県沖地震でも被災し、度々復旧作業が行われることになりました。
なお、平成29(2017)年4月6日、続日本100名城(105番)に選ばれています。
この城は天守内部に国内産の桧が使われており、内部からみるとかなり立派な城です。
開館時間
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
休館日
12月28日~12月31日
入館料
一般400円 小中高生200円
共通券(白石城、立体ハイビジョンシアター、武家屋敷)
一般800円 小中高生400円
Photo Canon EOS 30D
H19.6.27
住所: 宮城県白石市益岡町1−16
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