四本松城〔古館〕（二本松市・旧岩代町）

四本松城（しおのまつじょう）は、各地に点在しています。天喜3（1055）年に源義家の武将、伴次郎助兼がこの地を治めることになり、治暦元（1065）年に現在の二本松市・旧東和町にある住吉山に四本松城（または住吉城）を築きました。　
伴氏は文治5（1189）年に滅びました。
その後、南北朝時代の正平元（1346）年に吉良貞家が在城しました。その後、宇都宮氏広が居城しましたが、城を現在の宮森城（上館）の地に移し、四本松城としましたが、斯波詮持・石橋棟義に滅ぼされ、四本松城は石橋棟義が領することになり、再びこの古館に移しました。8代石橋義久が没した後、小浜城に居住した大内定綱は石橋氏を追い、宮森城に移り住み塩松（四本松）地方を治めることになり、四本松城の東安達を統治する機能はなくなりました。
登城口には案内看板があり、徒歩で登ってみました。それほど距離はありません。主郭部には祠と石碑が建っています。

Photo Canon EOS 30D
H19.6.28
住所: 福島県二本松市長折