品川弥二郎誕生地（萩市）

品川弥二郎は天保14（1843）年、長州藩の足軽弥市右衛門の長男としてのこの地に生まれました。
吉田松陰の松下村塾に学び、尊王攘夷運動に活躍し、老中間部詮勝要撃策に加盟し、イギリス公使館焼討、蛤御門の変、四境戦争に参加しました。薩長連合にも大きな役割を果たし、明治維新後は政府高官としてヨーロッパ諸国に滞在、ドイツ公使宮中顧問官、内務大臣、枢密顧問官などを歴任します。信用組合設立に尽くし、晩年は松蔭の遺志を継ぎ京都に尊攘堂を建設して京都大学に寄贈しました。明治33（1900）年に58歳で亡くなりました。誕生地は昭和18（1943）年に品川神社が建立されましたが、現存せず船津こども遊園地に石碑が建っています。

Photo Canon EOS 30D
H19.9.6