賀茂神社(豊橋市)
山本勘助、徳川家康ゆかりの賀茂神社
2008年03月29日
豊橋市賀茂町の賀茂神社は天平元(729)年京都賀茂別雷神社から勧請され創建されたといわれています。
寿永3(1184)年、源頼朝は征夷大将軍になり天下を治めるにあたって、この地を京都賀茂神社の新領地と認めました。また京都御所上賀茂神社「葵まつり」ではこの地より出た馬が走っています。
永禄11(1568)年、徳川家康は遠州入国に際し参詣し、天正元(1573)年には、野田城の戦いに利有らず当社に難を避け、大楠の空洞に身を寄せて助かったと言われています。
境内の神山古墳は円墳で、墳丘の東側と南側が旧間川にけずられて急な斜面となっていますが、ほぼ完全な形で残されている市内では貴重な古墳です。
規模は直径28m、高さ3.5mで円墳としては県内有数の大きさです。
造られたのは6世紀前後と考えられ、豊橋市北部をおさめた有力者の墓と推定されます。かつて、この古墳の付近には前方後円墳と広えられる弁天塚古墳や大塚古質(道輪が出土)を始めとするいくつかの古墳がありましたが、現在残っているのは神山古墳だけです。
この古墳は、別名「竜神古墳」とも呼ばれています。これは古墳の周囲にかかる霧が竜のような姿になって算美すると言われるとことろからつけられた名前です。神山古墳は、昭和48(1973)豊橋市指定史跡になっています。
山本勘助の父山本藤七郎光幸は賀茂神社の神官だったそうです。
平成19(2007)年の大河ドラマ「風林火山」第19回「呪いの笛」の風林火山紀行で「山本晴幸生誕地碑」で紹介されました。
Photo Canon EOS 30D
H20.3.21
住所: 〒441-1101 愛知県豊橋市賀茂町神山2 賀茂神社
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