常陸笠間藩主本庄宗資が築造した庭園と伝えられている旧安田庭園
2008年08月02日
旧安田庭園は元禄4(1701)年、後の常陸笠間藩五万石の藩主、本庄因幡守宗資(徳川綱吉の生母桂昌院の弟)が下屋敷として拝領したこの地に築造したと伝えられている庭園です。
庭園は、中央に「心」字をかたどり、隅田川の水を引き入れた池を配し、潮の干満によって変化する景観を楽しむ、いわゆる潮入り池泉廻遊式庭園です。
明治になって旧備前国岡山藩主池田章政邸となり、更に明治24(1891)年、安田財閥の創始者初代安田善次郎の所有となりましたがその死後、家屋及び庭園は大正11(1922)年、東京市に寄付されました。
大正12(1923)年9月1日の関東大震災により、壊滅的な被害を受けましたが、残った地割り石組みを基にして復元工事を行い、旧安田邸跡地は寄付者の名を残して「旧安田庭園」と命名しました。昭和2(1927)年に民間篤志家の寄付による和風庭園として初めて一般に公開されました。
昭和42(1967)年、東京都から墨田区に移管されたのを機に、全面的な改修工事を行い、昭和46(1971)年に名園と言われた往時の姿に復元しました。
平成8(1996)年、明治時代の代表的な庭園として、東京都の名勝に指定されました。その後施設の老朽化が進んだため、墨田区では平成17(2005)年に「旧安田庭園整備保存管理計画」を策定し、旧安田庭園の保護、活用に努めているそうです。
大名庭園の雰囲気をよく伝えていている庭園が入場料無料なのも嬉しい限りです。
利用時間 9時~16時30分まで
休園日 12月29日から1月1日まで
入園料金 無料
Photo Canon PowerShot G9
H20.7.13
住所: 東京都墨田区横網1-12-1