圓徳院（京都市東山区）

圓徳院は、豊臣秀吉の妻北政所ねねが「高台院」の号を勅賜されたのを機縁に高台寺建立を発願し、慶長10（1605）年、秀吉との思い出深い伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築して移り住んだ所です。北政所の終焉の地となりました。
北政所の死後9年目の寛永9（1632）年、その兄木下家定の次男の利房が高台寺の三江和尚を開基に、圓徳院を開創し、木下家の菩提寺とし高台寺の塔頭としました。
北庭は伏見城の化粧御殿の前庭が残っており、国指定名勝となっています。賢庭の作で小堀遠州が手を加えた巨岩大岩が並ぶ枯山水庭園で、かなり迫力のある庭です。

拝観時間　10:00～16:30（17:00閉門）
拝観料　　大人　500円　200円
3ヵ所共通割引拝観券（高台寺、高台寺掌美術館、圓徳院）　900円

Photo Canon EOS 30D
H21.2.7


住所: 京都市東山区高台寺下河原町530