絲原記念館・絲原家住宅・庭園・洗心乃路(奥出雲町〔旧横田町〕)

絲原家は、製鉄で財を成した出雲三名家の一つです。初代善左衛門が江戸時代初期に備後国(広島県)から郡内大馬木村に移住。帰農して間もなくたたら製鉄も始め、江戸時代中期に9代忠三郎が現在地にたたらの主力工場である高殿(鉄穴鈩)と居宅を移し、今日に至っています。
藩政期には松江藩の5鉄師の一人に任ぜられ、鉄師頭取も務めました。大正時代後期に、洋式製鉄の普及により約280年間燃やし続けて来たたたらの火を消し、家業を山林業に転換しました。その間、12・13代武太郎は貴族院議員として国政に参画し、国鉄木次線(現JR)の開通に尽力しました。また14代義隆は半世紀にわたり地方自治にたずさわりました奥出雲の美しい風景の中にあります。現当主は15代徳康です。
絲原記念館は、たたら製鉄師であった絲原家の歴史を紹介する資料館として、昭和55年(1980)開館しました。
土蔵を模した第1展示棟と、大正11年(1922)に上棟の布団蔵を改装した第2展示棟からなり、たたら資料、家伝の美術工芸品や有形民俗資料、古文書などを展示公開しています。
第1展示棟は「たたらコーナー」「有形民俗資料コーナー」「簸上鉄道コーナー」に区分されています。「たたらコーナー」は可動模型、たたらの原材料、用具・製品などの写真や図面を展示し、分かりやすく解説しています。
隣接する絲原家の居宅は国の有形登録文化財で、建坪350坪の部屋数40室を誇る大邸宅です。母屋造の主体部の周囲に庇を廻らし,正面に式台玄関を突出しています。地元民家の形式を踏襲しつつ間口30mに及ぶ大規模建物で,良材を用いた本格的な書院座敷には近代大工技術の粋が見られます。設計は小笠原祥光、棟梁は地元の高田榮蔵です。
四季折々の彩りを魅せる池泉回遊式の出雲流庭園は、元砂鉄採取の跡地で江戸時代末年頃から築庭にかかり、約50年後の明治時代中頃に完成したものです。与謝野晶子をはじめ、多くの文人墨客も訪れています。
また、記念館奥手にある林間散策路「洗心乃路」(せんしんのみち)は山野草や茶花、樹木約350種が植栽され、四季折々の変化が楽しめます。
開館時間
4月~11月 9:00~17:00(最終受付16:00)
12月~3月 10:00~16:00(最終受付15:30)
入館料・入城料金
4月~11月
共通券(絲原記念館/絲原家住宅・庭園/洗心乃路)
一般1,000円 高校生・大学生700円 小学生・中学生300円
絲原記念館
一般650円 高校生・大学生450円 小学生・中学生250円
絲原家住宅・庭園/洗心乃路
一般400円 高校生・大学生300円 小学生・中学生150円
12月~3月
共通券(絲原記念館/絲原家住宅・庭園/洗心乃路)
一般800円 高校生・大学生550円 小学生・中学生250円
絲原記念館
一般650円 高校生・大学生450円 小学生・中学生250円
絲原家住宅・庭園/洗心乃路
一般200円 高校生・大学生150円 小学生・中学生50円
休館日
毎週水曜日
年末年始(12/17~1/5)
展示替え時(3・6・9月 各5日間)
H17.4.9
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.11.23(写真差し替え)
住所: 島根県仁多郡奥出雲町大谷856-1
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