伊賀上野城（伊賀市・旧上野市）

伊賀上野城は天正13（1585）年、大和郡山から移った筒井定次が三層の天守を備えた城を築いたのに始まります。
定次が改易の後、慶長13（1608）年、伊賀・伊勢の領主として伊予から移封された藤堂高虎が筒井氏の城を大改修して築いたのがこの城で、築城の名人と評された高虎がみずから縄張りをし濠を深くして日本一の高石垣で囲み梯郭式の堅固な城郭とし五層の大天守を築きました。。
しかし、竣工直前、慶長17（1612）年、暴風雨のため天守が倒壊、そのうち大阪夏の陣で豊臣方の滅亡と武家諸法度による城普請の禁止により城は再び建てられることなく300有余年が過ぎました。
現在の天守閣は昭和10（1935）年、衆議院議員であった川崎克氏が私財を投じて高虎の築いた木造天守閣です。
藤堂高虎の築いた高石垣は必見です。
昭和42（1967）年、国の史跡に指定されました。平成18（2006）年には日本100名城に指定されています。

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Photo Sony NEX-7
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住所: 三重県伊賀市上野丸之内１０６