久能山東照宮(静岡市駿河区)
久能山東照宮は、徳川家康を祭神とする神社です。
久能山には、推古天皇のころ、久能忠仁が建立したと伝えられた久能寺があり、奈良時代の僧行基を始め、静岡茶の始祖といわれる聖一国師など、多くの名僧が往来し隆盛をきわめていました。
下って永禄11(1568)年、駿河へ進出した武田信玄は、久能寺を静岡市清水区(今の鉄舟寺)に移し、この要害の地に久能山城を築きましたが、武田氏の滅亡とともに徳川氏の領有するところとなりました。徳川家康は、大御所として駿河に在城当時「久能城は駿河城の本丸と思う」と、久能山の重要性を説いたと言われています。薨去後、その遺言により葬られ二代将軍徳川秀忠の命により徳川頼将(よりまさ)(後の紀州家の祖徳川頼宣)が総奉行となり中井大和守清次を大工棟梁として元和2(1616)年5月に着工し、 翌元和3(1617)年12月に至る僅か1年7ヶ月と云う短期間に造営され、神号「東照大権現」が宣下されました。
当初は東照社と呼ばれていましたが、正保2(1645)年、朝廷から東照社に宮号「東照宮」が宣下され、東照宮と呼ばれるようになりました。
神廟、神庫、神楽殿、鼓楼、神厩、楼門等の諸建造物は昭和30(1955)年重要文化財に指定されています。
昭和34(1959)年6月に「久能山」が国の史跡に指定されています。
平成22(2010)年、本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されました。
拝観時間(年中無休)
9:00〜17:00
拝観料
社殿 大人500円 小人200円
博物館 大人400円 小人150円
共通 大人800円 小人300円
H16.5.3
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H25.6.15(写真差し替え)
住所: 静岡県静岡市駿河区根古屋390
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