岩国シロヘビの館(岩国市)
吉香公園内にある岩国シロヘビの館
2005年12月30日
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動物園・水族館

岩国シロヘビの館は昭和61(1986)年に開館した白蛇横山観覧所の後継施設として平成28(2016)年3月24日に開館しました。国の天然記念物で世界でも岩国にしか生息していない、大変珍しいヘビ「岩国のシロヘビ」の博物館です。
シロヘビの生態展示のほか、生態や歴史についてゲームや模型を使いながら、大人から子供まで楽しく学ぶことができます。
シロヘビは長さ180cm、胴回り15cm余り、目はルビーのように赤く、全身は白く光沢があり、清楚な姿でとても神秘的です。性質はおとなしく温順で人に危害を加えることもありません。このシロヘビの最初の記録として残っているものは、今から270年前に書かれた「岩邑年代記」です。そこには元文3(1738)年6月、千石原(現在の横山三丁目:岩国城城門付近)に出現と記されています。
シロヘビの誕生がいつ煩かは不明ですが、約380年前、関ケ原の戦いで岩国に移封された17代藩主吉川広家が錦見一帯で米作りに努めた頃、多くの米倉でネズミをエサにしていたアオダイショウの色素細胞がない変種で、それが遺伝し生まれてきたとされています。当時の人々はこの珍しいヘビを、有益で幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護したと考えられ、その数も増したといわれています。
大正13(1924)年12月9日、錦川をはさんだ今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物に指定され、昭和47(1972)年8月には「岩国のシロヘビ」と指定替えされました。この中で麻里布地区は昔からのシロヘビに加え、川下地区は旧家が多く、倉庫や石垣、水路など生息条件の良いことが、この地区に多く見られる理由といえます。しかし、近年生息地域の都市化が進み、餅となるネズミ等の動物相も変化するなど、環境の変化により、その生息数は減少しつつあります。
吉香公薗と今津町天神山には、シロヘビの観覧施設があり、いつでも美しい姿を見ることができます。(財)岩国白舵保存会では岩国市と共に、官民一体の保護保存活動を進めているところです。
(パンフレットより)
白蛇は、岩国周辺にのみ生息する国の天然記念物です。
金運の神だそうです。
観覧するところは何カ所かあるそうですが、吉香公園内にある岩国シロヘビの館にて見学しました。
開館時間 9:00~17:00
休館日 無休
入館料 大人200円 小学生・中学生100円
H15.9.11
H25.12.26
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R5.12.28 (写真差し替え)
住所: 山口県岩国市横山2丁目6-52
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