駒塚古墳(斑鳩町)
聖徳太子の愛馬の塚と伝えられている駒塚古墳
2010年11月14日
駒塚古墳は、聖徳太子の愛馬だった黒駒(烏駒〔からすこま〕ともいう)を埋めた塚と伝えられています。
大師は諸国に命じ、良馬を求めたところ、甲斐国から献上されたのが黒駒です。
「太子伝」にはこの馬の伝説がよく出てきており、「太子を乗せ、3日3夜で国中を巡った」という話や、「太子が亡くなられた時、棺の側に寄り添って河内の磯長陵(太子の墓)までお送りし、棺が墓に葬られた時、目から赤い涙を流し、悲鳴と共に倒れ、息が絶えた」と伝えられています。
平成12(2000)年度〜平成16(2004)年度の4ヶ年をかけ、発掘調査が行われました。
調査の結果、全長49m以上の前方後円墳で、墳丘は前方部、後円部共に二段に築かれ、墳丘には葺石が葺かれていることが判明しました。
埋葬施設は後円部で墓壙の輪郭を確認しました。埋土に乱れが無いため未盗掘墳の可能性があります。 出土遺物では、埴輪はほとんどなく、赤色顔料を塗布した二重口縁壺の破片が少量出土しました。 築造時期は出土遺物が少なく断定はできませんが、墳丘形態などからこれまで考えられていた古墳時代中期(5世紀)よりは少し古い4世紀後半頃の古墳である可能性が高まりました。
(看板資料などより)
コメダ珈琲法隆寺店の駐車場の隣接地にあります。
Photo Canon PowerShot S95
H22.11.3
住所: 奈良県生駒郡斑鳩町東福寺1丁目
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