安国寺(綾部市)
上杉氏、足利氏に縁の深い安国寺
2011年02月16日
安国寺は山号は景徳山、臨済宗東福寺派の寺院です。
正暦4(993)年頃、地蔵菩薩を本尊として開創されたと伝えられ、元は光福寺といっていました。
建長4(1252)年、勧修寺重房が上杉荘を賜り、上杉を姓とするようになり、その後光福寺は上杉氏の菩提寺となり、釈迦三尊を合わせて祀りました。
嘉元3(1305)年、上杉氏出身の清子を母とする足利尊氏が生まれ、この寺は、上杉氏、足利氏の尊崇を受けるようになりました。
暦応元(1338)年、足利尊氏は夢窓疎石の勧めにより、元弘の戦乱以降に亡くなった多くの戦没者の霊を慰めるため、国ごとに安国寺・利生塔を建立するにあたり、光福寺を丹波の安国寺とし、諸国安国寺の筆頭におきました。
康永元(1342)年、尊氏は南禅寺に住した天庵妙受禅師を招請して安国寺の始祖とし、多くの寺領を寄進しました。それ以降、塔頭16、支院28を有する大寺院でしたが、江戸中期に至るまでの間に大半の寺領は横領されて塔頭、支院は減少しました。
また、享保20(1735)年6月の山津波で裏山が崩れ、仏殿の他に諸堂を倒壊し埋没したあと整地したのが現在の寺地です。仏殿は寛保3(1743)年に再建されたもので、山門は天保14(1843)年に再建されたもので共に昭和63(1988)年4月15日、京都府指定文化財になっています。
また、南北朝時代に建てられた、尊氏、尊氏の母清子、妻登子の墓(宝篋印塔)があります。尊氏と登子の遺骨はそれぞれ没後二ヶ月後に二代将軍義詮によって安国寺に奉納されました。宝篋印塔は昭和45(1970)年3月20日、綾部市指定文化財に指定されています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H23.2.11
H30.4.1にも訪問
住所: 京都府綾部市安国寺町寺ノ段1
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