円覚寺(鎌倉市)
北条時宗が無学祖元を招いて創建・円覚寺
2006年01月22日
円覚寺は、山号は瑞鹿山、正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺という臨済宗円覚寺派の大本山です。
弘安5(1282)年、北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建した寺院です。
円覚寺の寺名の由来は、建立の際、大乗経典の「円覚経」が出土したことからといわれます。また山号である「瑞鹿山」は、仏殿開堂落慶の折、開山・無学祖元禅師の法話を聞こうとして白鹿が集まったという逸話からつけられたといわれます
室町時代から江戸時代にかけて、いくたびかの火災に遭い、衰微したこともありましたが、江戸時代後期(天明年間)に大用国師が僧堂・山門等の伽藍を復興され、宗風の刷新を図り今日の円覚寺の基礎を築かれました。 明治時代以降、今北洪川老師・釈宗演老師の師弟のもとに雲水や居士が参集し、多くの人材を輩出しました。
国宝の舎利殿は非公開ですが、正月3ヶ日と11月3日前後に外観のみが公開されます。
仏殿は本尊の宝冠釈迦如来像を祀っています。天井画の「白龍図」は前田青邨の監修で日本画家守屋多々志が描いたものであす。
妙香池(みょうこうち)は夢窓疎石作と伝える庭園の遺構であす。妙香池の向こう側の岩が虎頭岩です。
洪鐘(おおがね)は高さ2.6m、直径1.4mの大きさは関東最大級で正安3(1301)年に鋳造、当時のもので残っているのはこの洪鐘だけです。
拝観時間 3月〜11月 8:00~17:00
12月〜2月 8:00~16:00
拝観料 大人300円、小人100円
H13.9.5
Photo Canon EOS M3
H27.11.14(写真差し替え)
住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内409
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