国の重要文化財に指定されている加賀藩十村役・喜多家住宅
2011年07月27日
喜多家は源氏の名門、新田義貞の三男義宗の流れを汲むと伝えられていて、十三代目新田四郎兵衛義勝は伊予国喜多郡の出身でしたが、能登国鳳至郡(ふげしぐん)木住村に土着しました。
義勝の次男四郎二郎は、伊予国喜多郡に戻りましたがそこで病死し、遺児孫七郎は能登に戻り史観の道を探しましたが果たせず、北川尻に土着しました。これが喜多家初代で、寛永15(1638)年のことでした。後に新田開発や商業活動を盛んに行い、文化11(1814)年には所持高2305石の大地主になりました。
喜多家は加賀藩の十村役(とむらやく)を務めました。他藩で言う大庄屋で、加賀藩の村支配を代行する村役人組織の頂点に立つ役職です。欠落百姓の防止、新田開発の促進、夫役徴発が主な職務で、慶長9(1604)年より施行されました。十村役は藩直轄の農村の徴税代官を兼務しており、自分裁許の十村役の他、千石、二千石といった所定の支配高を付与され、代官として徴税にあたりました。
喜多家は七代目市十郎、八代目一三郎、九代目孫平と三代に渡り十村役を務めました。
嘉永6(1853)年には海防充実のため巡見した加賀藩13代藩主前田斉泰もこの喜多家で休息しました。
敷地は、周囲より2m低地に有り、屋敷林を周囲に配しています。
敷地、表門、主屋、道具蔵、味噌蔵は国指定の重要文化財で、喜多蔵という資料館には加賀藩からの拝領品、喜多家の歴史資料などを展示しています。
開館時間 3月~11月 午前9時〜午後4時45分(入館は午後4時まで)
12月~2月 午前9時から午後3時45分(入館は午後3時まで)
閉館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
12/29〜1/3
入場料 大人500円 子供200円
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H23.7.21
住所: 石川県羽咋郡宝達志水町北川尻ラ1番地1