箱根関所・箱根関所資料館(箱根町)
入鉄砲に出女・復元が進む箱根関所跡
2006年01月30日
箱根関所は、「入鉄砲」と「出女」を厳しく取り締まったことで知られる江戸幕府の治安維持の重要な拠点でした。
現在の場所に設置されたのは、江戸時代の初期、元和5(1619)年のことといわれています。
中山道の木曽福島、碓氷、東海道の新居、そして箱根の4ヶ所は特に規模も大きく、重要な関所と考えられていました。
明治2(1869)年に明治政府が諸国の関所を全廃したときに廃止されました。
昭和58(1983)年、静岡県伊豆の国市(旧韮山町)にある江川文庫から江戸時代末期、慶応元年(1865)に行われた箱根関所の解体修理の詳細な報告書である「相洲箱根御関所御修復出来形帳」が発見されました。そこで、平成11(1999)年〜平成13(2001)年にかけて、箱根関所の跡地一帯の発掘調査を行い、大番書、上番休憩所、馬屋、雪隠、京口御門などの建物、石垣、石段など構造物の復元を行い、平成16(2004)年度からこれらの建物の公開を始めました。
その後、平成16(2004)年度からは屏風山側の整備を行い、遠見番所、足軽番所、江戸口御門、足軽番所雪隠、京口御門から芦ノ湖へ続く石垣や京口千人溜斜面の石垣の復元工事を行い、さらに周辺整備工事として電線類の地中化の準備や杉並木の保全を行い、平成19(2007)年春に全面公開されました。
写真上:箱根関所
写真下:箱根関所資料館
開館時間 午前9時~午後5時 (団体予約の場合時間外可)
冬季(12月1日~2月末日)午前9時~午後4時30分
※入場は開館時間終了の30分前
入館料 大人500円 小人250円
H13.9.7
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H23.12.29(写真差し替え)
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1番地
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